本文はこちらです





⭐️患者と家族に
もっと届く緩和ケア
苦痛が緩和しない時に開く本
❶夜間の点滴差し替えで
目が覚める
・せん妄は、本当にちょっとしたこと(患者さん
にとっては大きなことですが)がきっかけに
なります。
・持続点滴のルートの差し替えもせん妄の
悪化要因となります。
・夜中に起こされて針刺しされたら(しかも、
その前に睡眠薬を飲んでいることも多い)
誰でも中途半端に覚醒しておかしな感じに
なる、ということです。
・輸液は日中だけにする
・オピオイド投与のために24時間静脈を確保
しているのなら、持続皮下注射に変更する
※持続皮下注射とは、
注入器に入った微量の薬剤(医療用麻薬)を
持続的に皮下に注入する投与法のことで、
プラスチックの針を患者の胸部などの皮下
に留置、固定する。これによって、医療用
麻薬を安全に、効果的に投与することが
できます。
・夜間の持続点滴をやめるのが一番(唯一)の
対応です。
・特に、500mlを1本だけとか、500mlを
2本であれば、持続点滴にしなくても日中
だけで対応できるので日中の点滴だけに
します。
⑴持続皮下注射にすれば
少なくとも差し直しは減る
・オピオイドの持続注射のための点滴を
している場合がありますが、オピオイド投与
だけなら持続皮下注射で可能です。
・皮下ルートも発赤すれば変更はしなければ
いけませんが、静脈ルートのように
「つまる」ということはないので、毎日夕方
に確認しておけば、一晩で穿刺部が発赤して
夜中に差し直しが必要になることはありま
せん。
・もし夜間に差し直すことが必要になっても
皮下は「失敗」ということがないので、
静脈が取りにくい時のように何度も差し直す
ことはありません。
⑵オピオイドの種類を変える
・オピオイドの投与量が多い場合、
どうしても静脈しか投与経路がない場合が
たまにあります。
・皮下で吸収可能な量は、1ml/時間、
多くても2ml/時間までですから、
24ml/日、無理しても50ml/日までです。
・オキシコドンなら500mg(50A)、
フェンタニル2.5mg(25A)以上の投与は
難しくなります。
・しかし、モルヒネならアンペック注(高濃度
モルヒネ注射薬)に変更すれば持続皮下注射
での投与が可能となります。
参考資料
患者と家族にもっと届く緩和ケア
ひととおりのことをやっても
苦痛が緩和しない時に開く本
森田達也著
医学書院
次回は、
"ひととおりのことをやっても
苦痛が緩和しない時に開く本
難治性ではないはずのせん妄
多尿・頻尿で目が覚める①"
について
一緒に勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。





