終末期ケア(1192)ー2 "何を使っても精神症状が出てしまう高齢者" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️患者と家族に
   もっと届く緩和ケア

チューリップひととおりのことをやっても
 苦痛が緩和しない時に開く本

❶何を使っても精神症状が
      出てしまう高齢者

爆笑こんな言葉、こんな症状が
        カギになります



・高齢の患者さんにオピオイドを使うと
 何を使ってもぼうっとしてしまう


・高齢社会になり、高齢の患者さんでがんが
 初発になることも増えてきました。

・例えば、「肺がんの骨転移で初診、92歳。
 骨髄腫の全身の骨痛、94歳」とかです。

・そうすると、いつもの感じで、痛みが強く
 なってきたからオキシコンチン5mg2錠
 とか、トラマール25mg4錠などを処方する
 と、すぐになんか調子が悪くなり、ぼうっと
 したり精神症状が出てしまうことが多く
 あります。


星対応
あじさい(骨転移、もともとの骨粗鬆症の圧迫骨折の
 体動時痛には)生活環境の整備をまず考える

あじさい非オピオイド鎮痛薬を最大限まで使う

あじさいオピオイドはごく少量から様子をみて


・対応としてまず認識しておいた方がいい
 ことは、高齢者は、がんの痛みだけを抱いて
 いるわけではない、ということです。

・もともと節々が痛くて、うんとこしょ…と
 生活していた人が、がんになるとその痛みが
 がんによるものなのか、関節痛なのか…
 見極める視点が必要です。

動きやすいように身の回りの環境を整える、
 杖などの装具を使えるようにする、
 身体に負担のかからない動き方を見守る、
 なとがまずは大切です。






⑴非オピオイド鎮痛薬を
       最大量使う

・薬物療法としては、精神症状の出にくい
 非オピオイド鎮痛薬を最大量投与します。






・オピオイドを使う時は、ごく少量から
 例えば、トラマールなら0.5錠、オキノーム
 なら0.5包から様子をみて使っていきます。

最初にせん妄を「つくってしまう」と
 回復が本当に大変なので最初が肝心です。






参考資料

 患者と家族にもっと届く緩和ケア
  ひととおりのことをやっても
   苦痛が緩和しない時に開く本

         森田達也著
             医学書院
 
          
       
    次回は、
   "ひととおりのことをやっても
     苦痛緩和しない時に開く本
       本当の難治性疼痛
         治療目標を決める"
                              

             について

          
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