終末期ケア(1163)ー2 "折れている!②" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️患者と家族に
   もっと届く緩和ケア

チューリップひととおりのことをやっても
 苦痛が緩和しない時に開く本

❶折れている!②

⑴X線撮影時に
    痛くない工夫を

・診断の確定は、通常、単純X線写真を
 撮れば容易です。

・容易なんですが、「こんなに痛そうなのに
 X線撮るのかわいそう」(フィルムが入った板
 を身体の下に入れるので)という精神的な
 ハードルが生じます。

・なんとかゆっくり動かしたり、斜めから
 X線撮影をすると身体の下に板を入れなく
 ても撮影できます。

今後の治療計画に大きく関わりますから
 X線撮影は必須になります。



⑵骨折部をグラグラさせない
       それが基本

・対応の基本は「固定」です。

・骨がグラグラしていると永遠に痛いので、
 整形外科医と相談して骨を固定する方法を
 考えるのが症状緩和になります。







・以前は手術も大規模になりがちでしたが

 最近では、比較的低侵襲でピンやワイヤーで

 固定ができるようになりました。


鎮痛薬だけだと完全な除痛はまずできません

 が、固定できれば痛みもなくなります。

 まず、内固定(手術)を検討します。

 

・手術による固定ができない場合でも、

 なんとか固定を行うのが基本です。





⑶オピオイドだけによる

       鎮痛は難しい


・あまりにも疼痛が強い場合は、

 オピオイドだけで鎮痛しようとするとせん妄

 を引き起こしてしまいます。


・そんな場合には、早めに痛む場所の感覚神経

 を遮断できる硬膜外ブロックを併用するのが

 効果的です。






参考資料

 患者と家族にもっと届く緩和ケア
  ひととおりのことをやっても
   苦痛が緩和しない時に開く本

         森田達也著
             医学書院
 
          
       
    次回は、
   "ひととおりのことをやっても
     苦痛緩和しない時に開く本
      難治性ではないはずの痛み
      理由を見分けて対処する
       非オピオイド鎮痛薬が
           入っていない①"
 
   

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