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⭐️患者と家族に
もっと届く緩和ケア
ひととおりのことをやっても
苦痛が緩和しない時に開く本
❶痛みが取りきれない時②
⑴本当の難治性疼痛の場合
・本当の難治性疼痛(①神経への浸潤が強い、
②体動・排便など刺激に対する痛み)に
該当する場合には、「痛みがスカッと
取れるわけではない」ということを前提と
して、神経ブロックなどの治療を早期から
念頭に置くことと、「眠気と鎮痛のバランス
をどこに置くか」の相談をすることが大事
です。
・「80%鎮痛できる」「90%鎮痛できる」
は全体でみたらそうなのかもしれませんが
このような難治性疼痛で苦しむ患者さんから
すれば、「痛みが(スッキリとは)取れない」
事実を体験することになります。
痛みの治療目標
⑵難治性疼痛ではない
はずの場合
・難治性疼痛に該当しないがん疼痛は、
おおむね通常の薬剤療法を中心とした
鎮痛治療で痛みが軽減できることは多い
のですが、それでもなお「痛みが十分に
取れている」という実感がない場合は
どうすればいいのでしょうか。
・それには、「細かい配慮」の重要性が
大切になってきます。
・「WHO方式がん疼痛治療法」というと
「3段階徐痛ラダー」があります。