終末期ケア(1149)ー2 "家で生活する認知症の人の意思決定支援と緩和ケア④" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



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⭐️認知症plus緩和ケア

チューリップ在宅療養の場で展開する
 認知症の人を支える緩和ケア

❶家で生活する認知症の人の
 意思決定支援と緩和ケア④


⑴日ごろから話し合いを
  重ねて意思を確認していく

・認知症を持つ人は、同時に慢性心不全や
 呼吸不全やがんなどの生命予後にかかわる
 病気を抱えていることも少なくありません。

・ご家族から「もう一度よくなるなら入院
 させたい」と言われることがあります。

・急性増悪した病状だけでなく、認知機能や
 ADL、全身状態などを含めると、一概に
 「よくなる」と表現することは難しい
 のですが、言い換えると「もし入院治療した
 結果、もう一度在宅生活に戻れるなら、
 入院させたい」という希望と捉えるべき
 でしょう。

・例えば、転倒による骨折や、嚥下機能が
 保たれている状況での肺炎等の場合は、
 入院治療で改善し、在宅復帰できることも
 多くあります。

終末期においても、ご本人の死を受け入れ
 られないご家族は少なくありません。

できるだけ手厚く医療を施してあげたい
 いうご家族の希望から、積極的に入院治療を
 選択していくこともあります。

・繰り返す入退院の中で、医療における限界を
 ご家族が理解できた後には、それ以上の
 入院治療を選択せずに自宅や施設で、
 ありのままに最期を迎え、看取っていくこと 
 もできます。

・人の死については、さまざまな価値観があり
 親子の関係性もそれぞれです。

「人生会議」とも呼ばれるアドバンス・ケア
 ・プランニングによって、事前に自分の
 生き方や死に方に関する希望を身近な人に
 伝えておくことが、入院の決断も含めて、
 最期まで自分らしく生きることにつながり
 ます。




・認知症に限らず、自分の終末期をどのように
 していきたいか、元気なうちからご家族と
 話しておくことが重要です。

・それがなされていれば、いざというときに
 ご家族が判断に迷ったり、ご本人の意向と
 異なる判断をご家族がしてしまうことが
 少なくなります。

・徐々に変化していく病状や体調の経過と
 ともに、繰り返し話し合いを重ねて意思決定
 を確認していくことが大切です。







参考資料

 認知症plus緩和ケア
 症状緩和とスピリチュアルペインへの対応
          日本看護協会出版会
   

          


    次回は、
     "在宅療養の場で展開する
       認知症の人を支える
             緩和ケア
       在宅での認知症緩和ケアと
              看取り①"
   

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