終末期ケア(1125)ー2 "高齢者施設における緩和ケアの特徴①" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



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⭐️認知症plus緩和ケア

チューリップ高齢者施設で展開する
   認知症の人を支える
         緩和ケア

❶高齢者施設における
    緩和ケアの特徴①

⑴日々のケアが緩和ケア

・認知症の人が利用する高齢者施設には、
 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
 介護老人保健施設
 介護医療院
 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
 有料老人ホーム
 サービス付き高齢者向け住宅
 など、さまざまな施設があります。






・保険制度により機能や役割が異なる点も

 ありますが、慣れ親しんだ地域から住み慣れ

 た家から施設に暮らしの場を移し、そこで

 生活を送ることに変わりはありません。


・人は認知症が進行すると、自分で食事を

 食べる動作、トイレに行き排泄する動作を

 忘れます。

 自分で身だしなみを整え、洋服を着る動作も

 低下します。


・しかし、それらは人が生きる上で最も大切な

 ことです。


・認知症の人に合わせた食事や排泄、整容や

 入浴など、その基本的なケアこそが、その人

 にとっての緩和ケアに値します。


ケアする側が当たり前と思っていたケア、

 些細なことかもしれないと考えていたケア

 が緩和ケアの基本です。


それらのケアを日々丁寧に繰り返し実践

 することが、認知症の人の尊厳を守ることに

 つながります。


・施設において、認知症の人のニーズに合わせ

 た食事、排泄、清潔ケアなどを丁寧に実践

 する、まさに「日々のケアが緩和ケア」

 これが施設の大きな特徴となります。






参考資料

 認知症plus緩和ケア
 症状緩和とスピリチュアルペインへの対応
          日本看護協会出版会
     

   
    次回は、
     "高齢者施設で展開する
        認知症の人を支える
             緩和ケア
        高齢者施設における
           緩和ケアの特徴②"
   

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