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⭐️認知症plus緩和ケア
認知症の人を支える
多職種連携システム③
❶多職種連携で認知症の
緩和ケアを行う
チームワークの影響
・入院中の認知症高齢者に対する緩和ケアは
24時間、毎日継続した実践が必要である
ためチーム全体で情報やケア方法を共通理解
し、誰が行っても同等のケアをすることが
求められます。
・例えば、排尿誘導が必要な認知症高齢者に
対応する際、その人の排尿パターンを把握
し、情報を共有します。
加えて、排尿誘導するときの方法(声のかけ
方や移動動作、介助する内容、タイミング
など)も可視化するなど、誰が行っても
同じかかわりとなるよう統一します。
・このような情報を共有しておくことは、
「排泄を失敗してしまった」という自尊心の
低下を防ぐことになるため、心理的緩和ケア
だと考えます。
・看護師や介護士だけでなく、
多職種で情報共有することで、検査・処置や
リハビリなどの時間調整ができ、その人に
合った生活リズムを整えることにも役立て
られます。
・また、認知症高齢者は身体的苦痛が生じて
いる場合においても、自分の感じていること
や「どうしたい」といった希望を他者に
うまく伝えられないことが多くあります。
・そのため、医療者は、認知症高齢者の
言動や表情を詳細に観察して、認知症
高齢者に生じている身体的苦痛をキャッチし
その苦痛を取り除けるようにチーム全体で
話し合いかかわっていく必要があります。
・話し合う際には
①苦痛があるときに表出するサインはどの
ようなものか
②どのような苦痛が考えられるか
③どのようにしたらその苦痛が取り除けたと
客観的に考えられるか
など"事実"について語り合い、その人に
合った対処方法を見つけ、ケアしていき
ます。
・適切なケアにより、よい状態が続いたとして
も、1人でも認知症高齢者にとって適切で
ないケアをする人かいると、それまで積み
重ねてきたケアが台無しになってしまう
可能性が考えられます。
・かかわるチームメンバーが自分の役割を認識
し、互いに協力し合い、認知症高齢者が
安心・安楽に過ごせるようにチームワークを
進めていきます。
・カンファレンスでは、「医療者が」ではなく
「認知症高齢者が」困っていることは何か
今よりもっとよい方法はないか、日ごろ
自分が行っているケアはどうか、うまく
いかなかったのはどういうときか、などに
ついて、それぞれの専門性の立場から意見を
出し合います。
・異なる職種の考えを共有し認め合うことで
チームワークも生まれ、ご本人にとって
最善の緩和ケアが提供できます。



