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⭐️認知症plus緩和ケア
受ける認知症の人の
意思決定支援とケア①
・認知症をもつ患者さんの診療というと、
認知症という病態に対するケアと、
身体合併症に対する治療がそれぞれ独立して
行われると捉えがちです。
・しかし、認知症は、身体治療と密接に関連
しています。
・特に、認知症をもつ疾患の治療方針や
療法方針を検討する上では、
治療を進める上で必要なセルフケアの獲得が
難しい場合に治療の適応になるのか、もしも
治療が心身ともに負担が大きい場合、ほかに
選択肢があるのか
独居の患者さんなど社会的支援が乏しい
場合に、治療に合わせてどのような支援を
提供する必要があるのか、という点を考える
必要があります。
❶患者・医療者とのやりとりに
認知症が与える影響
・一般に、認知症で生じる問題は「物忘れ」
のイメージが強いものです。
・医療者は、「認知症の人は覚えられない
だけなので、記憶さえできれば問題はない」
と捉えがちです。
・しかし、認知症に伴って生じる問題は、
「すぐに忘れてしまう(記憶障害)」だけで
なく、「いろいろな情報をまとめ、理解し、
処理をする」ことも難しくなる点にあり
ます(実行機能障害)。
❷治療・療養に関する
意思決定のプロセス
・まず、高齢者全般において治療方針や
療養方針を決定するプロセスは、以下に
挙げるように若い成人のプロセスとは
いくつか異なる点があります。
苦痛に影響しているかどうかを確認する
ができるかどうかを評価する(意思決定能力
の評価)
意思決定能力が低下している場合には、
どのような点で意思決定が難しいのかを
評価し、残存能力を最大限活かし、可能な
限り、ご本人が決めることのできるように
支援する
しているかを確認し、リスク評価を行った
上で治療を決定・実施する
・認知症を合併すると、意思決定の場面では
「治療の選択肢を比較して総合的によし悪し
を判断することが難しくなる」「記憶障害と
合わさって、そもそも検討しなければなら
ない事態を理解できない」ことなどが生じ
ます。
・医療者が意思決定をサポートする前提として
患者さんが治療や療養生活について考え、
決定することができる状態にあるかどうか
確認する
その上で、意思決定が必要な内容について、
障害に応じて理解できるように支援を行う
(すぐ決められないと判断しない)
十分に理解・判断ができることを
ご本人の言葉などで実際に確認した上で
意思決定を促す
ことが重要です。
参考資料
認知症plus緩和ケア
症状緩和とスピリチュアルペインへの対応
日本看護協会出版会
次回は、
"病院で展開する
認知症の人を支える緩和ケア
急性期病院で身体的治療を
受ける認知症の人の
意思決定支援とケア②"
について
一緒に勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私にも勉強になりありがたいです。



