終末期ケア(1095)ー2 "痛み・苦痛・つらさの原因をアセスメントする④" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
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⭐️認知症plus緩和ケア

チューリップ認知症の緩和ケアのための
  包括的アセスメントと
        ケアプラン
         
ちょうちょ 痛み・苦痛・つらさの
 原因をアセスメントする④

❶「認知機能障害/生活障害、
  ADL障害」の程度の把握

・認知症の症状には、中核症状と呼ばれる
 認知機能障害と行動・心理症状(BPSD)が
 あります。











⑴主な認知機能障害と対応


❶記憶障害


・記憶障害には、短期記憶障害と長期記憶障害

 があります。




・短期記憶障害は、直前の出来事(新しいこと)

 を覚えられなくなります。

 認知症の人の物忘れがよく指摘されますが

 これが短期記憶障害に当たります。


・長期記憶障害は、数分〜数ヵ月単位の近い

 過去や年単位で蓄積された記憶に障害

 生じます。


・認知症の人が繰り返し同じ話をするのは

 記憶障害により自分が言ったことを忘れて

 しまうからです。


・一方、繰り返し同じことを聞くのは、

 障害により忘れている場合もありますが、

 忘れてしまうという不安感が原因の場合も

 あります。


・また、話や体験を覚えていなくても、

 つじつまを合わせようとして作話をすること

 があります。


・それは自分の記憶の障害があるのを認識し、

 なんとかしようとご本人なりに対応している

 行為です。

 こういった認知症の人の行動の意味を理解

 することは重要です。







❷見当識障害


・見当識とは、現在の年月や時刻、自分が

 どこに居るかなど基本的な状況把握のこと

 です。


・見当識障害では、自分が今、置かれている

 状況(これらの情報)がわからなくなります。

 







❸実行機能障害


・例えば、尿意を感じてもトイレの場所や

 手順がわからなくなるなど、本来できていた

 行為ができなくなります。


・具体的には、①計画を立てる、②計画を

 実行して目的を達成する、③効率よく行う

 などの手続きがとれなくなるのです。

 また、何事をするにもおっくうになり、

 動作が緩慢になります。



❹理解力・判断力の障害


「考えるのに時間がかかる」「同時に2つ

 以上の物事を考えられない」「次々に展開

 していく話についていけない」「援助が必要

 であってもご本人がそれを判断できず助けを

 求めることができない」などがあります。



❺注意力の障害


・周囲の人の声や動作に気をとられ、

 会話や食事に集中できません。


・転倒・転落などの危険も予測できなくなる

 ため、注意が必要です。






参考資料

 認知症plus緩和ケア
 症状緩和とスピリチュアルペインへの対応
          日本看護協会出版会
     

   
    次回は、
    認知症のステージごとの
        緩和ケアの特徴
    "痛み・苦痛・つらさの原因を
           アセスメントする⑤"
   

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