本文はこちらです





⭐️認知症plus緩和ケア
緩和ケアの特徴
緩和ケア②
❶重度認知症の
階段的な機能低下
⑴認知症における変化
①記憶力
・認知症の代表的な疾患であるアルツハイマー
型認知症では、自分自身の体験(エピソード
記憶)を記憶できなくなることが目立つように
なります。
・例えば、今日食べた朝ごはんの内容や自分の
名前が思い出せなくなったり、時間なども
把握できなくなったりします。
・併せて、意味記憶(言葉の意味や公式など
知識として覚えている記憶)も障害されるよう
になります。
学習して覚えたこと(例えば歴史の知識など)
がわからなくなります。
②注意力
・集中したり、注意を素早く切り替えたりする
ことが難しくなります。
・短い会話も続かなくなるため、周囲の人との
交流が減ってきます。
・注意力の低下によって複数の動作が同時に
行えなくなることから、例えば、食事中の
ちょっとした会話が誤嚥に、歩いているとき
に声をかけると注意が逸れて転倒につながる
などします。
③思考力
・話す内容が具体性に欠け、周囲に言いたい
ことが伝わらなくなります。
・抽象的な概念を理解するのが苦手になり
ます。
④コミュニケーション
・思考力の低下が反映して言葉も乏しくなり
日常的な言葉のやりとりですら難しくなり
ます。
・それに伴い、ご本人から話しかけることは
少なくなり受け身になります。
・また、保読(自分では制御できない反射的な
行動)が表れ、同じ質問を意味もなく繰り返
すという行為が増えます。
⑤失行
・目的を持って行動することが困難になり
ます。
・併せて、簡単な道具の使用方法もわからなく
なります。
⑵身体的な変化
①体重減少
・体重減少は認知症の人に特徴的な問題
です。
・食事に集中できないことや、箸やスプーンの
使い方がわからなくなることなどにより
食事量が減るのが要因で全体の3〜4割の人
に認められます。
・栄養状態が悪く低栄養となると、認知機能の
低下が進み、さらにBPSD(行動・心理症状)
も出現しやすくなります。
・その人に合った適切な食事量を摂れるよう
支援することが重要です。
②転倒
・認知症の人で注意を払う必要があることの
ひとつに転倒があります。
・認知症の在宅患者さんでは、およそ10%の
人が1週間に1回程度転倒しているという
報告もあります。
・転倒の理由として、反射速度の低下、
視空間認知障害、注意の障害、錐体外路
症状などがあります。
③てんかん
・重度認知症の人では、よくみられる症状
です。
・抗てんかん薬を用いた薬物療法が必要になる
場合もあります。






