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⭐️認知症plus緩和ケア
世界と身体的・精神的痛みと
スピリチュアルペイン
❶認知症の人の
身体的・精神的な痛み
・骨格筋系の痛み
骨粗鬆症・変形性膝関節症による腰痛・
膝関節の痛み
・帯状疱疹後の痛み
帯状疱疹発症後回復後に残る痛み(焼ける
ような痛み、一定の時間で刺すような痛み
をくりかえす)
・脳卒中後の痛み
疼痛伝達路である視床の出血・梗塞の
ある場所に起こりやすい
・がんの痛み
がん性疼痛や治療に伴う化学療法誘発性
神経障害など
・うつに関連した痛み
うつや気分障害が痛みの原因、あるいは
結果として悪循環を及ぼす
・慢性術後痛(術後遷延痛)
術後の慢性疼痛が残存して慢性化・遷延
したもの
・身体表現性疼痛障害
身体的な痛みの所見に乏しく、
心理的要因によって身体症状に影響が
出ている痛み
❷精神的な痛みの原因
・認知症の人は、認知機能障害によって
日常生活に支障が出てきますが、不安や
恐怖といった精神的な痛みが認知症の
進行を左右することがあります。
⑴初期の段階に表れる
不安・戸惑いによる痛み
・初期の段階では、特に不安・戸惑いが
表れやすくなります。
・診断後から1〜2年くらいは、"漠然とした
不安"に怯え、変わっていく自分に戸惑い、
現実から必死に逃れようとしてもうまく
いかず、ひどく落ち込んだり、怒りっぽく
なったりします。
・このような不安・戸惑いによって自尊感情や
自己効力感※、自己肯定感、身体的・精神的
社会的な良好な状態なども低下しています。
※自己効力感とは
自分がある状況において、目標達成したり、
遂行できる可能性を認知していることを
指します。
・このような症状が表れると、日常生活での
失敗が増え、それを周囲の人からとがめ
られたり社会的役割を奪われたりし、
精神的な苦痛が蓄積していきます。
・その結果、認知症の症状の悪化やうつ病の
発症につながります。
⑵社会の認知症への
偏見が及ぼす痛み
・近代社会は知的能力を極端に高く評価する
傾向にあるため、認知症に対して偏見を生み
認知症の人は「何もわからない、何もでき
ない」というイメージを持たれがちです。
・認知症について多少知識があるはずの
保健・医療・福祉の専門職でさえ、
そういった視点で認知症の人にかかわり
個々の能力を見ずに発言・行動はもちろん
その人個人を否定することがあります。
・社会には認知症に対する否定的な見方が
根強く残っており、こういった認知症への
先入観の形成によって、認知症の人は
日常生活のさまざまな場面で苦悩や恐怖を
抱えています。
・社会の偏見が、精神的に不安定で傷つき
やすい状態にある認知症の人にさらに
痛みを与えているのです。
参考資料
認知症plus緩和ケア
症状緩和とスピリチュアルペインへの対応
日本看護協会出版会
次回は、
認知症の緩和ケア
"認知症の人の体験している世界と
身体的・精神的痛みと
スピリチュアルペイン"
認知症の人の
全人的な痛み(トータルペイン)
について
一緒に勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私にも勉強になりありがたいです。





