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⭐️緩和ケアの基礎知識
❶ 精神的症状:抑うつ①
抑うつ症状を区別して考えることが大切
である。
少なくないため、注意深くスクリーニング
する必要がある。
併用することがポイントとなる。
❷標準的なケア
⑴不安の除去
・基本は共感的かつ支持的な精神・心理療法
です。
①病状進行や再発に対する不安、終末期の
孤独感などに対して、患者さんの思いや
感情の表出を促して、悩みや不安をよく聴き
それを理解して支持する。
②「よい/悪い」「間違っている」といった
価値判断はせず、批判・解釈することなく
受容する。
また、安易に励ますようなこともせず、
できる限り理解しようと努力しながら、
患者さんの苦しみを最後まで支え続けると
いう姿勢を保つ。
③コントロール不十分な身体症状(疼痛など)や
家族の問題など、環境的な要因が存在する
こともあるため、常に包括的なケアの提供を
心がける。
④医療スタッフが患者さんの精神状態をよく
理解し、医療チームとして患者さんを支え
ていく体制を整える(医療スタッフからの
心理的な援助の有無が、患者さんの精神的な
適応を大きく左右する要因であることが
示されている)
⑵自殺の予防
・がん患者さんがうつ病に罹患して自殺に至る
ことは、まれではありません。
・がんと診断されることは、これまでの
「いかに生きることが重要か」という思考を
突如として「死に向かってどのように人生を
終えるべきか」という思考に変化させる
劇的なライフイベントです。
・同時に、無限に感じられていた人生が
有限だったことに気づかされ、死の存在を
再度自覚します。
・その結果、「どうせ死を迎えるのなら」と
自殺の手段を考えることは、容易に想像
できることです。
❸実践的なケア
⑴薬剤使用時の注意点
・抗うつ薬は、うつ病や適応障害に有効
です。
・使用する抗うつ薬は、病歴や合併症、
抑うつ症状の種類、反応性のあった
抗うつ薬の種類、副作用によって決定
します。
⑵孤独感・負担感の軽減
・さらに、自殺の予防には、
自殺の対人関係理論※を理解して、
「負担感の知覚」「所属感の減弱」を極力
少なくするように働きかけることが重要
です。
※自殺の対人関係理論とは
なぜ個人が自殺行動を取るのかを説明し、
そして誰に自殺のリスクがあるのかを
特定しようとするものである。
理論は自殺企図につながる3つの要素から
構成される。
理論によれば、所属感の減弱と負担感の
知覚が自殺願望を生む。自殺願望は必須では
あるが、それだけでは自殺による死には
つながらない。
むしろ、死への自然な恐れを乗り越える
には、自殺への潜在能力を身に着けている
必要があるという理論
・がん患者さんの多くは、
がんという疾患のため、職場での居場所が
ないと感じたり、家族に負担をかけている
ことを強く自覚したりしています。
・このような「孤独感」「負担感」を軽減する
働きかけをすることこそが、最大の自殺予防
となりうるでしょう。
参考資料
緩和ケア
はじめの一歩
著者 林 ゑり子
照林社
次回は、
緩和ケアの基礎知識
症状別・緩和ケアの実践
精神的症状
不眠①"
について
一緒に勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私にも勉強になりありがたいです。







