終末期ケア(1028)-2 "エンゼルケア前後のかかわり グリーフケア①" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
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⭐️緩和ケアの基礎知識

イチョウ非がん患者さんへの緩和ケア
  
 緩和ケア臨床での
  重要トピックス
 エンゼルケア前後のかかわり

・亡くなったあとは、
 ご家族が十分に患者さんとお別れができる
 ように、ベッド柵を除ける、周囲の医療機器
 を除けて環境を整えます。

・エンゼルケアには、ご家族に確認して
 一緒にしていただくようにしますが、
 ご家族は達成感を得られる一方で、治療の
 跡や痩せた身体をみてつらさを感じられる
 場合もあります。

・ご家族の様子を十分に観察して、
 ケアの実施中・終了後も、ご家族の心情に
 配慮した対応が必要となります。

・エンゼルケア中も、生前と同じように
 患者さんに声をかけ、身体の露出を最小限
 にして、ていねいにケアを行います。

・ご家族も一緒にケアを行う場合、
 患者さんとの思い出を話したり、
 元気なころの話を聞かせてもらったり
 しながら患者さんとご家族をねぎらい、
 温かな雰囲気づくりを心がけます。




❷グリーフケア

花束グリーフ(悲嘆)は、喪失に伴って生じる
 「正常な反応」である。
 悲嘆が強く長期化し、日常生活に支障を
 きたす場合は専門家へのコンサルテーション
 が必要である。

花束大切な人を亡くしたあと、遺された人が
 健康的に生きられるようにするために、
 グリーフケアが重要である。

花束看護師自身もグリーフケアを行わないと 
 バーンアウト(燃え尽き症候群)などに
 つながる危険がある。




❸悲嘆(グリーフ)とは

・悲嘆とは、人や物だけでなく、住まいや仕事
 地位など、さまざまな喪失によって起こる
 心身の反応です。

人の一生は、喪失の連続です。
 なかでも、大切な人との死別は、より重大な
 喪失体験の1つといえます。

・大切な人を亡くした後の正常な反応表1
 示します。

表1



悲嘆は、喪失体験をした人すべてに生じる

 正常な反応です。


・しかし、強い悲嘆が半年以上続き、

 日常生活に支障をきたす場合は、複雑性悲嘆

 として、より専門的なサポートが必要となり

 ます。



メモあわせて知りたい!

 死別後の反応は人によって異なり、

 経過とともに変化していきます。

 段階的に軽減するわけではなく、

 揺れ動くものなのです。



メモここに注意!

 死別による深い悲嘆によって、

 体調を崩したり、非健康的な行動

 (ひきこもり、自殺企図、過度の飲酒や

 喫煙など)が増えたりする人もいます。









❹遺族へのグリーフケア


・グリーフケアは、遺族が喪失による悲しみ

 とうまくつき合いながら、その人なりの

 日常生活に戻っていくサポートをすること

 です。


・グリーフケアの対象は、ご家族や親族だけ

 ではありません。


・亡くなった患者さんと何らかのつながり、

 かかわりがあり、故人を大切に思っている

 人たちは、すべてグリーフケアの対象に

 なります。


遺された人が人生の再出発をできるように

 支援することは、後に残る人が健康的に

 生きていくためにも重要なケアです。





・つまり、グリーフケアは、

 「遺族が心理的・社会的に孤立しないように

  すること」

 「遺族が大切な人の死を受け入れ、故人の

  いない生活に適応すること」

 「死別後の"生"を支え、ご家族が"物語の

  続き"をつづる力を支えること」

 目的に行います。










参考資料

  緩和ケア               
   はじめの一歩
     著者 林 ゑり子
            照林社

   
    次回は、
    緩和ケアの基礎知識

     緩和ケア:理解のポイント
    "緩和ケア臨床での重要トピックス
     看取り
       グリーフケア②
                           グリーフケアの実践"
                          
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