終末期ケア(949)-2 "人を看取る上での心構え" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️終末期がん患者の緩和ケア

イチョウ人を看取る上での心構え

❶看取りに関わる者として

「看取り」という言葉には、
 本来、"病人の介護""病人の世話をする"
 という意味があります。

「人は誰でもいつかは死ぬ」
 言葉にするととても簡単です。

・「いつか」とは限りなく遠い将来・未来の
 ことですが、多少の差はあるものの、
 がんの診断を受けた人にとってはその遠い
 将来が急に目の前の現実的なものとなり
 ます。

・死が避けられない状況にある方の気持ちに
 寄り添う看護・介護の場では、自身も死に
 対して真剣に向き合い考えることが大切
 です。






❷看取りを迎えるまでの

      援助のあり方


・看取りを迎えるまで、いかによりよく

 過ごすことができるかが重要となります。


・そのために、ご本人とご家族、そして

 医療者がいかに目標に向かって取り組む

 ことができたか、そのプロセスも重要

 なってきます。


・病状の変化に伴い次々に出現する苦痛症状の

 緩和の評価はもちろんのこと、身体的な変化

 によるご本人の気持ちの変化を読み取ったり

 あるいは経済的な心配に対してアセスメント

 をしたりといった支援も必要になる場合も

 あります。


・ご家族も、病状の変化にとまどい、

 無力さを感じ、どうしたらよいのかわからず

 途方に暮れていることがあります。


・そのためにひとつひとつのの関わりを

 丁寧にアセスメントしてケアの再評価を

 繰り返し、最期の瞬間まで苦痛なく穏やかに

 過ごすことができるように援助することが

 大切です。


・限られた時間しかない患者さんにとっての

 1日は非常に貴重な時間です。


・今日できることが明日にはできなくなって

 しまうかもしれません。


・そのため、その日1日の大切さを改めて

 考える必要があるでしょう。









❸なぜ痛みの緩和が大切なのか

・痛みは、日常生活動作(QOL)を著しく低下
 させるとともに、精神に多大な影響を与え
 ます。

・痛みが持続することで、その人の人格にまで
 も悪影響をもたらします。

全身状態が悪化し死期が近い方にとって
 QOLを維持するのは容易なことでは
 ありません。

・さらに痛みによる苦痛は、QOLに影響を
 及ぼす苦痛症状のひとつであるため、
 早急に緩和する必要があります。




・残された時間が限られていることに加え、

 全身状態が悪化して薬物の影響を受けやすく

 慎重な治療が必要なこともあり、専門的な

 知識を総動員して痛みの緩和に取り組まなく

 てはなりません。



クローバー諦めずに苦痛緩和の

     方法を探し続ける


・ただ「痛がっている」という評価ではなく、

 部位や痛みの性質、鎮痛薬使用後の反応、

 日常生活で妨げられていることなどを細かく

 観察して、主治医に対して報告と提案を

 繰り返し行っていきます。


・自分たちが持っている知識には限界がある

 ということを認めて、専門的な知識を持って

 いる他職種(例えば薬剤師など)に頼ることも

 必要です。


看護師は患者さんの苦痛を緩和する責任を

 担っているということを自覚し、看護師と

 しての役割を放棄することなく、行動し続け

 て状況を変えていく必要があります。








参考資料
 一般病棟でもできる
  終末期がん患者の緩和ケア
        日本看護協会出版会


   
    次回は、
    終末期がん患者の緩和ケア

    "ホスピス・緩和ケア病棟での看護
       ホスピス・緩和ケアの流れ"
        
                                             について
          
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 私にも勉強になりありがたいです。