終末期ケア(883)-2 "口腔・咽頭・喉頭・食道 嚥下障害を起こす主な疾患" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。




うさぎ投稿がうまくできないので、
    2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️高齢者の体の変化を知る

①口腔・咽頭・喉頭・食道

❶口腔・咽頭・喉頭・食道
         の変化

・摂食、嚥下(飲食物が口から食道を通り
 胃に達する過程)、呼吸、発声といった
 さまざまな重要機能の共通の場であり、
 中枢神経によって精巧にコントロール
 されています。







❷嚥下障害を起こす主な疾患


◉脳血管障害による

     中枢神経の障害


口腔・咽頭の感覚や運動機能を支配している

 のは、脳幹部から出る下部脳神経です。


・咽頭に食物が入ったことを認識すると、

 すばやく嚥下運動が起こりますが、

 この中枢は脳幹部の延髄にあり、呼吸との

 タイミングをうまく調節しています。


・したがって脳幹部に梗塞や出血が生じると

 重篤な嚥下障害が生じます。






脳幹の機能をさらにコントロールしている

 のが大脳皮質です。


・この大脳皮質や、大脳と延髄を連絡する

 皮質延髄路に病変が生じると、嚥下障害

 起こります。



大脳皮質




脳血管障害の急性期では、40%前後

 摂食・嚥下障害が生じるといわれています。




❸症状


・嚥下に関与する筋肉の筋力低下と協調性の

 低下(嚥下のタイミングのずれ)が起こり

 ます。


・呂律が回らなくなる構音障害も伴います。


延髄の障害では、嚥下反射が起こらず

 食塊(食物のかたまり)がなかなか咽頭を

 通過できない場合があります。

 また、障害が強いと、まったく嚥下できない

 ことも出てきます。





嚥下のメカニズム




❹治療


・舌の運動訓練、嚥下の訓練などを行い、

 食塊がスムーズに咽頭を通るよう体位を

 工夫します。 




・重度の嚥下障害では、手術療法も適応と

 なります。




❺看護・介護上の留意点


・嚥下障害に対する看護・介護の方法と
 して、食塊が飲み込みやすくなるように
 食物を舌の後部に置くように介助したり
 嚥下しやすい食物形態(ゼリー状やプリン
 状にする)
にします

・嚥下のタイミングのずれがある場合には
 
焦らず一飲み一飲みゆっくりと確実に
 嚥下
できるように介助します

・また、
誤嚥しないような体位を確保する
 ことが大切で、一般的には
顎を引く
 ような姿勢で嚥下
します

・片麻痺がある場合は、麻痺のある側に
 食塊がいかないように
身体の健側(麻痺の
 ないほう)を下
にして嚥下します










参考資料

 高齢者の体の変化を知る

 これでなっとく介護の医学

        キャドウェーブ

 

         

         

   次回は、

     高齢者の体の変化を知る
    "口腔・咽頭・喉頭・食道
     口腔腫瘍・咽頭腫瘍・喉頭腫瘍
      
               について
          
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