投稿がうまくできないので、
2部に分けて投稿しています
本文はこちらです
⭐️エンドオブライフ・ケアの
実際
1)在宅での
エンドオブライフ・ケアを
支えるシステム
◉訪問看護が基づく法律
・各種保険制度には、介護保険制度および
健康保険制度や介護保険等があります。
介護保険制度のしくみ
①介護保険法における訪問看護
・介護保険が適用される介護サービスなどを
利用するには、要支援・要介護の認定を
受ける必要があります。
・訪問看護では看護師が自宅を訪問し、
病気や障害を持った方に対して必要な看護
をおこなうサービスのことです。
・認知症や体力が落ちた事で介護が必要に
なる利用者の方ために、食事などの
栄養管理や、入浴、排泄といった清潔保持
などを行います。
・また、健康状態を管理し症状の悪化を防ぐ
ための適切なサポートの他、リハビリテー
ションの助言や支援も行ってくれます。
・訪問看護サービスを利用できる利点と
しては、インスリン注射や点滴、床ずれの
処置、服薬管理などの医療的ケアを提供
できることです。
・看取りを目的とした末期ガンや老衰などの
終末期医療を在宅で受けることもできます。
②医療保険での訪問看護
・訪問看護を受ける場合は、
公的介護保険または公的医療保険を利用
して、自己負担額を少なくすることが
できます。
・どちらが適用できるかは、訪問看護を受ける
方の状態や年齢などによって異なります。
・公的医療保険で訪問看護を利用できるのは、
原則として公的介護保険の対象にならない
40歳未満の人や40歳以上で要支援・要介護
認定されていない人、介護保険を利用しない
人などです。負担が高額になったときは
高額療養費制度も使えます。
③後期高齢者医療制度の訪問看護
・75歳以上の方及び65歳以上75歳未満の方で
一定の障害にあると認定を受けた方が対象
です。
・健康保険と同様な訪問看護が提供されます。
・後期高齢者医療制度は、
「都道府県後期高齢者医療広域連合」が運営を
行います。
・都道府県後期高齢者医療広域連合は、
都道府県を区域とし、その区域ごとに
すべての市区町村が加入します。
・従来の健康保険制度とは独立した医療制度で
あり、後期高齢者は健康保険から抜けて
加入することになります。
・後期高齢者医療制度の対象となる日は、
75歳の誕生日当日から、また65歳以上で
寝たきり等一定の障害の状態にある人は、
広域連合の認定をうけたときからです。
・医療の保険給付等については、
都道府県後期高齢者医療広域連合が
行います。
◉主治医からの指示書
・どの制度下においても訪問看護は、
病状の安定・不安定にかかわらず、主治医の
診療により、訪問看護が必要と選定された
方に提供されます。
・ご本人(ご家族)から訪問看護事業所に
直接利用の申し込みがあった場合には、
ご本人(ご家族)が選んだ主治医から訪問看護
指示書を交付してもらうように指導します。