終末期ケア(772)-2 "認知症に似た症状として「老年期うつ」がある" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。




うさぎ投稿がうまくできないので、

    2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ



⭐️今はこうする!
   高齢患者のケア
  (「疾患・症状」をみる)

1)認知症に似た症状として
   「老年期うつ」がある

うつは持続的な気分の障害で、気持ちが沈む
 抑うつ気分、興味や喜びの減退、食欲低下・
 体重減少、落ち着かずじっとしていられない
 もしくは動作緩慢や問いかけに対する応答の
 遅れなどの精神運動の焦燥・抑制、無価値感
 罪悪感、自殺念慮をきたします。








❶老年期うつは
   認知症とも似ている

・うつの有症率は高齢者の10%程度とされ、
 「老年期うつ」では抑うつ症状のほかに
 認知機能障害が現れることがあり、"仮性
 認知症"とも呼ばれています。

認知症の初期にうつが合併している場合も
 あり、鑑別は難しいですが、抗うつ薬の投与
 や非薬物的対応により症状の改善がみられ
 ます。






❷不安が強く、
  身体的不定愁訴が多い

・老年期うつで生じる症状の特徴としては、
 不安・焦燥が強く、自殺念慮や自殺企図へ
 至りやすい。
 身体的不定愁訴が多い。
 動作や思考の緩慢と集中困難。
 質問に対して最初から「わからない」と
 拒否的な返答をする。
 などが挙げられます。

・適切な治療やケアをされないと遷延化・難治
 化しやすく、せん妄を合併しやすいため、
 症状の特徴を観察して早期に発見、対応する
 ことが重要です。

繰り返し尿意を訴えトイレへ行っても排尿が
 なく器質的な排尿障害がない場合や、腹痛や
 腹部違和感を訴えても便秘や炎症がない場合
 には、うつによる身体的不定愁訴の可能性
 あります。

不安が強く、"やりたくてもできない"と 
 いう自己能力の低下に悩んでいるため、
 不安の内容を聴き、支持的・受容的に
 かかわって、できるだけストレスを軽減し、
 休息をとってもらうようにしましょう。











参考資料

最新の根拠にもとずく
 今はこうする!
  高齢患者のケア
       戸島郁子編著
           照林社

 
   次回は、

     今はこうする!
      高齢者患者のケア
      疾患と症状をみる
    "高齢者は入院によって
       せん妄を発症しやすい"
                                      
    
              について
          
                                         
     一緒にお勉強しましょう ニコニコ


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