終末期ケア(764)-2 "変形性膝関節症は、膝に負担をかけず活動的に過ごす" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。




うさぎ投稿がうまくできないので、

    2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ



⭐️今はこうする!
   高齢患者のケア
  (「疾患・症状」をみる)

1)変形性膝関節症は、
  膝に負担をかけずに
      活動的に過ごす

変形性膝関節症は、関節軟骨が摩擦で
 すり減り、炎症を起こして、関節液が
 溜まったり痛みを生じる慢性疾患です。

・要因として、外傷や炎症疾患などが引き金
 になりますが、最も多いのが加齢変化による
 もので全体の9割を占め、中高年の女性に
 多いのが特徴です。

・初期は歩き始めや立ち上がり時に痛みを
 伴います。

・進行すると歩行時や階段昇降時など常に
 痛みが出現し、正座や足を伸ばすことが
 できなくなり、日常生活に支障をきたし
 ます。

・基本的には保存療法(薬物療法と運動療法)
 を行い、症状の改善がみられず生活に支障が
 ある場合(痛みが強い、歩行ができないなど)
 には歩行能力獲得のため手術療法(人工膝関節
 置換術)を行います。


※変形性膝関節症








❶膝に負担のかからない

生活をして「膝の健康」を保つ


・変形性膝関節症は生活習慣病でもあるので、

 適正体重を維持して膝の負担のかかることを

 避けるなど、日常生活の改善を行います。


大腿四頭筋を強化する運動療法は、疼痛が

 緩和され進行を防ぐ効果がありますが、

 毎日継続することが必要です。


効果を感じるのに最低でも1カ月かかるため

 継続して運動療法を行います。


・膝の疼痛から外出を控えて行動範囲を制限

 して家に閉じこもることで刺激が減少し、

 認知力の低下にも影響が出てきます。


保存療法(外用薬、解熱鎮痛消炎薬)を取り

 入れながら、できる範囲内で活動的に過ごす

 よう指導することが重要です。




※下肢の運動療法




※大腿四頭筋の訓練






❷変形性膝関節症予防
 のための日常生活の注意点

◉肥満防止:膝は体重の5〜6割の負荷が
      かかるため

◉正座をしない生活スタイル:膝の負担(痛み
          が出る動作)を減らすため
  

◉布団よりベッドを使用する:膝を深く曲げる
             動作を減らすため

◉重たい物を持たない:膝にかかる荷重を避け
           るため

◉踵(かかと)のある履き物を履く:膝の安定性
              を保つため

◉膝の保温:循環をよくして疼痛緩和のため

◉大腿四頭筋の強化:筋肉をつけ膝の安定性を
          高めるため
 



※人工膝関節置換術

変形したところを除去して人工物(チタン合金、

セラミック製剤など)をかぶせます。

(歯でいえば、虫歯を削ってそこに別の物を

かぶせるようなものです)

それにより痛みはなくなりますが、膝の曲がり

は100度ぐらいになります。






参考資料

最新の根拠にもとずく
 今はこうする!
  高齢患者のケア
       戸島郁子編著
           照林社

 
   次回は、

     今はこうする!
      高齢者患者のケア
      疾患と症状をみる
    "転倒・転落後の頭部外傷は
        急激に症状が増悪する"
                                      
    
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