


❶説明する理由と時期
・小さな変化でご家族が動揺したり、
慌てて救急車を呼んだりしてしまうことが
あります。
・死に至る自然な症状を、ご家族が知らない
ために、ご本人の「変化」を「苦痛」として
しまうことがあります。
・この時期になって、「苦しそうだから」と
入院させてしまうことは、それまでの看護
介護の苦労を無に帰すことに相当します。
・何よりも、ご本人の意思を尊重できなくなり
往々にして結局はご家族も後悔することに
なるのです。
・そのような事態を避けるためにも、
死が間近に迫ると徐々に身体機能が失われ
衰弱が始まるということを理解しないと
いけません。
❷"余計な不安"を
与えないよう説明の前に
アセスメントを
・説明をすることがかえって不安要因となり、
パニックを起こすご家族がおられます。
・まずはアセスメントを行い、その結果に
よっては説明しないほうがよい場合もあり
ます。
・説明をするすべての症状が起こるとは限り
ません。
・大切なことは、起こる症状はいずれも特別な
ものではなく、死に至る身体の自然な経過で
あることを、ご家族にわかってもらうこと
です。
❸食事および水分の
摂取量低下について説明する
・死が近づいて衰弱し始めているときの
変化の1つに、食事や水分の摂取量の低下
があります。
・そうした食べられなくなってくることに
過度に不安を抱くご家族がおられますが
それは自然な姿だということを伝えて、
衰弱期の食事ケアをどのようにすればよい
のかを具体的に示して、ご家族のケアを
サポートします。
❹点滴をするかしないかの
判断について支援する
・食べられなくなる、水分が摂れなくなって
きたときに、ご本人・ご家族が点滴をするか
どうかで悩むときがあります。
・点滴をするかしないかの判断をご家族が
迫られていたら、看護師は、メリット・デメ
リットを整理して情報を提供し、ご本人・
ご家族が少しでも判断しやすいようにする
という支援が大切です。
・それでも判断は難しく、ご本人の意思と
ご家族の意向を基本として、主治医とともに
看護師なりの判断も用意しておきます。
・しかし、判断するのは、あくまでご本人・
ご家族です。
・そして、指示するのは主治医です。
看護師は全体をみながら判断しておきます。




