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⭐️症状コントロールの考え方
つらい症状を薬や薬以外の方法で和らげる
のが緩和ケアの基本です。
その方の「薬」への抵抗感、薬の効果と
眠気とのバランスなど、きめ細やかな調整
をしながら進めます。
1)倦怠感を軽減する方策
倦怠感に対してよく用いられるのは
「エネルギー温存療法」です。
配分を考えておく」
「3つしたいことがあったら1日でやろう
としないで3日にわける」
など、体力の温存・配分を促すことで、
「必要なときの体力をとっておく」という
考え方です。
2)ステロイドは倦怠感を
確実に改善する
・デキサメタゾン(デカドロン)あるいは、
ベタメタゾン(リンデロン)は、鎮痛、
呼吸困難、嘔気、嘔吐、食欲不振などの
ほかに「全体に元気になる」ことから
倦怠感に対してもよく使われる薬です。
・デキサメタゾンの効果をみた比較試験で
ステロイドで倦怠感が緩和されることが
検証されました。
・ステロイドを投与すると「何となく元気に
なる」ので、倦怠感にも効果はあるのだろう
と思われていました。
・上記の表のような研究結果で、ステロイド
の投与により倦怠感が緩和されることが
実証されました。
・しかし、重要なのは、ステロイドの有効な
持続時間はそれほど長くないことです。
・ステロイド投与後1週間で倦怠感の改善が
得られ、2週間程度は効果が持続しますが
次第に効果は乏しくなってくることが
ほとんどです。
このことは、ステロイドの使い方を考える
上で非常に重要なことです。
3)「実感できる」
倦怠感に対する
ステロイドの使い方
います。
使うタイミングが重要です。
のではなく「だるくてできないこと」を
見つけて、それが「できるようなタイミ
ング」で使うのが本当にご本人のQOLを
考えた使い方になると考えます。
❶イベント前パルス療法
・「だるい=ステロイド(だるいと言ったから
明日からステロイドを使う)」ではなく、
まず「だるくてできない大事な行事」の
日程を決めます。
・それに合わせて一番効果のあるタイミングで
ステロイドを投与します。
❷ステップアップ式投与法
・副作用が気になるときは、2mgを2日の
後、4〜6mgを3日といった「少量お試し
期間」を設けます。
・特に、ステロイドの副作用により、
せん妄が生じそうな高齢者や全身状態の悪い
方には、最初の1日は非常に少量にしておい
て、せん妄が生じないことを確認しながら
増やしていきます。
❸短期投与
・ステロイドの効果は、投与開始から1週間
で判定できます。
・効果がなければスパッとやめて、だらだらと
投与しないようにします。
参考資料
エビデンスからわかる
患者と家族に届く緩和ケア
医学書院
次回は、
症状コントロールの考え方
"眠気(倦怠感)を生じる
薬剤を減らす方法"
について
一緒にお勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私にも勉強になりありがたいです。







