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⭐️症状コントロールの考え方
つらい症状を薬や薬以外の方法で和らげる
のが緩和ケアの基本です。
その方の「薬」への抵抗感、薬の効果と
眠気とのバランスなど、きめ細やかな調整
をしながら進めます。
1)患者さんにやさしい
胃管の説明の仕方、使い方
対する処置として、経鼻胃管があります。
管(NGチューブ)を入れて、胃の中に溜まった
消化液を身体の外に出す方法です。
の水分を飲むことができるようになりますが
管を入れることで不快な感触が残ったり、
移動が制限されるなどの欠点があります。
❶患者さんは、
「胃管体験者」か?
・患者さんの「嘔吐」「胃管」についての
思いを聴きます。
・患者さんの体験や認識を理解することは
ケアの糸口になります。
❷胃管を使わずに嘔吐する
ことを希望する人もいる
・患者さんによっては、胃管を使うよりも
「自分で吐く」ほうが楽な人もいます。
・そんなときは、無理にこだわらず、
嘔吐できるような環境を整備します。
・しゃっくり、胸やけ、上腹部の膨満感、
飲水後などの嘔吐の傾向をアセスメント
します。
・「そろそろ吐きそう」な頃合いに手助け
できるようにします。
・だいたい、しゃっくりが出てきたり、
「げぷっ」となってくると、"そろそろ"
です。
・嘔気が助長されないように不快な匂いを
避けます。
・嘔吐のある患者さんは匂いに敏感です。
・体位や換気など環境整備を強化します。
・吐物は、速やかに処理します。
ガーグルベースン、ビニール袋、タオル
などを準備しておきましょう。
・特に、吐物の匂いが残らないように、
見えないように隠して速やかに換気します。
❸細くてやわらかい
チューブを見てもらう
・「胃管はずっと留置するもの」と思っている
方がいますが、抜き差しを好む方もいます。
・症状の強いときや夜間にだけ入れるなど
工夫をします。
・胃管は吐物の性状に合わせた種類を選択
します。
・粘稠度が低ければ、できるだけ細い管を
選択します。
・使用するチューブを直接見せて、触って
もらうのも安心につながります。
❹胃管挿入中だからこそ
飲水・摂取ができる
・「胃管を入れたら絶飲食」ではありません。
・胃管が入っているから飲水できる場合も
よくあります。
・「入っているほうが飲める」ということを
伝えてあげるだけで救われる患者さんも
おられます。
・ご本人やご家族によっては、
管から「栄養のあるもの」が入っている
ということだけで安心につながることあり
ます。
・医学的には疑問に思うことでも、
ご本人やご家族の気持ちを尊重します。
・現実を押し付けるのではなく、
希望を支持しましょう。
・飲水、摂食の形態、それにより得られる
充実感を考えます。
・せっかく胃管が入ったなら、
何か口に入れてみたいという方がいます。
・物を食べたいという方は、「噛んで出す」
だけでも充実感を感じることがあります。
かき氷、炭酸飲料→爽快感
スープや流動食などの温かいもの→充実感
スルメなどを噛んで出す→楽しみ
❺胃管挿入中でも
嘔吐するのには理由がある
あまり不思議なことではありません。
・消化管閉塞以外の原因(高カルシウム血症、
脳転移など)が悪化していないかを確認
します。
・胃管チューブのルートの閉塞がないかを
確認します。
吐物が粘稠だったり血液混じりだと詰まり
やすくなります。
・著明な肝転移により胃が圧迫されたり、
胃全摘出後などの場合は、わずかの内容物
でも嘔吐します。
・胃がない場合、管が入っていてもスペース
がないので、本当にちょっとした量でも
嘔吐反射が起きてしまいます。
参考資料
エビデンスからわかる
患者と家族に届く緩和ケア
医学書院
次回は、
症状コントロールの考え方
"倦怠感を軽減する方策"
について
一緒にお勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私にも勉強になりありがたいです。







