終末期ケア(564)ー2 "不要な薬や処置は中止、家族にも心の準備をしてもらう"❶ | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ投稿がうまくできないので、

    2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️終末期後期のケア


1)不要な薬や処置は中止、
家族にも心の準備をしてもらう

イチョウ予後が日にち単位になると、
 呼吸や意識、皮膚などに典型的な変化が
 認められます。

イチョウ不要な医療処置やケアは極力控えて、
 最期をおだやかに過ごせるように配慮
 しましょう。



①呼吸困難、気道分泌などの
 変化から看取りに向けた
          準備を

・予後数日になると、死の徴候が出てきます。

・たとえば呼吸では、1回換気量の増減と
 無呼吸をくり返す「チェーンストークス
 呼吸」、下顎を上下させる「下顎呼吸」、
 咽頭からゴロゴロと音がする「死前喘鳴」
 が生じます。

・意識も混濁しやすくなり、不明瞭な発言も
 みられることがあります。

・皮膚にはチアノーゼ(皮膚の色や爪の色が
 悪くなること)が生じて、手足は徐々に
 冷たくなっていきます。

こうした徴候が見られたら看取りの時期と
 考えます。





②痛みなどのつらい症状は
 持続皮下注射で最期までケア

・この時期のケアで何より重要なことは、
 ご本人がおだやかに過ごせる
  ことです。

抗菌薬や慢性疾患の治療薬などは、
 もう必要ありません。

・輸液を継続している場合も、基本的には
 中止して、チューブ類を極力減らします。

・体位変換など、ご本人がつらく感じるよう
 なら回数を減らすようにします。

ただし、痛みがありつらいときは、
 痛み止めの持続皮下注入は安楽のために
 不可欠です。

これまでどおりに継続して、苦痛のない
 時間を過ごせるようにします。



2)おだやかに過ごせるよう、
やめられる治療やケアはやめる

イチョウ苦痛緩和を最優先に考えて、
 医療処置はできるだけ簡素化します。



□予防的薬剤や抗菌薬が
 使われていないか?

・終末期後期では、予防的薬剤や抗菌薬投与
 の効果は限定的で勧められません。

・ただし、インスリン投与は必要なら減量
 して継続します。


□ドレーンの抜去は?

・不要なチューブ類は抜去して、楽に過ごせる
 ようにします。



□輸液は中止しなくていい?

・輸液は延命に寄与しないため、かえって
 体液貯留を引き起こしてご本人の苦痛に
 なるおそれがあります。

・ご家族と話し合い、できるかぎり中止
 します。


□必要ないケアを
     続けていない?

・入院生活など、ルーティンでおこなって
 いるバイタルサイン測定、褥瘡(床ずれ)予防
 のための体位変換なども、様子を見て
 頻度を減らすなどの工夫をします。






参考資料

これならわかる
はじめての緩和ケア
聖路加国際病院緩和ケア科部長
林章敏氏監修(ナツメ社)


 次回は、非がん患者の緩和ケア    
  最終段階のケアと看取り
  終末期後期のケア
      "不要な薬や処置は中止、
  家族にもこころの準備をしてもらう"❷
         これから生じる"死の徴候"を、
      家族にわかりやすく伝える
               
                           について
          
                                         
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