終末期ケア (499) "がん患者さんの発熱の原因はおもに6つに分けられる"❷ | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。

こんばんは😄
今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます😊

大切なご家族を亡くした方、
悲しみを乗り越えて、
   笑顔で過ごせますように🍀🙏

がんや難病、その他の病気と闘っている方、
身体もこころも前向きに免疫力をアップさせて
病気をやっつけることができますように🍀🙏


熱中症に気をつけましょうあせる!!



















うさぎみなさん、こんばんはだぉぅロップイヤー



⭐️発熱・感染・出血へのケア

1)感染症か腫瘍熱かの
     鑑別がまず重要

ヒマワリがんの方は、急な発熱がよく認められます。

ヒマワリがん治療中は、化学療法や放射線療法が
 原因で発熱することもあります。

ヒマワリ進行後は、感染症や腫瘍熱が多く、
 その鑑別を行ったうえで対処します。






2)がんの方の発熱の原因は、
  主に6つに分けられます

ヒマワリ発熱のパターンや症状、治療薬などから
 原因を探ります。


❶感染症
 細菌性
 ウイルス性
 真菌性
 寄生虫性
 
・腫瘍熱に比べて、悪寒、戦慄、せん妄
 などが生じやすく、重症度が高くなります。

・多くは喀痰、咳嗽、SpO2の低下なども
 生じますが、高齢者では著明な変化が
 ないこともあります。


❷腫瘍熱
 悪性リンパ腫
 腎細胞がん
 急性白血病 など

・朝・夕方などの一定時刻に、37〜38度
 後半程度の発熱を認めます。

・多くは心拍数も上昇します。

・ただし悪寒や戦慄は生じにくく、感染症に
 よる発熱ほどの苦痛はありません。


❸薬剤
  ◆殺細胞性薬
  分子標的薬
  インターフェロン
  ゾレドロン酸 など

・化学療法などの影響で、
 発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、頭痛
 などが生じます。


❹中枢熱
  がん性髄膜炎
  けいれん
  脳出血 など

・急激な高熱に加えて、
 意識障害、自律神経症状などをともなう
 ことが多くあります。


❺血栓症
  深部静脈血栓症
  肺血栓塞栓症

・がんやがん治療の影響で血栓症になり
 やすく、その症状として発熱することも
 あります。


❻その他
  放射線治療 
  副腎不全
  輸血 など

・放射線治療後の発熱は、直後だけでなく、
 1か月以上経って起こることもあります。







参考資料

  これならわかる
    はじめての緩和ケア 
      聖路加国際病院 緩和ケア科部長
           林 章敏氏監修 (ナツメ社)

    

  次回は、
   発熱・感染・出血へのケア
           "感染症らしさ、腫瘍熱らしさを
           理解しておく"❸
                                           について
         
                                                       
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