終末期ケア (365)神経疾患、難病の看護 | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。

こんばんは😄
今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます😊

大切なご家族を亡くした方、
悲しみを乗り越えて、
   笑顔で過ごせますように🍀🙏

がんや難病、その他の病気と闘っている方、
身体もこころも前向きに免疫力をアップさせて
病気をやっつけることができますように🍀🙏

今日の松山のお天気は、曇り☁️のち晴れ☀️
朝は、8度
日中は、15度
雨の確率は、40%とのことです。


12日東京の発生者数は、304名
12日(0:00時点)
全国の感染者数は、442007
                                    (+1285名前日比)
退院者数は、421391名(+1071名)
亡くなったかたは、8449名(+49名)
(毎日新聞)





















あくびをした瞬間です爆笑

うさぎみなさん、こんばんはだぉぅロップイヤー
  スフィンクスですウサギ



⭐️神経疾患、難病看護

1)多発性硬化症(MS)
視神経脊髄炎(NMOSD)の看護

①看護上での注意点
・多発性硬化症/視神経脊髄炎は、
 中枢神経(脳・視神経・脊髄)における脱髄
 疾患であり、自己免疫が関わっている
 考えられています。

・症状は脱髄をおこす部位により異なるため
 その方の症状に合わせて観察を行うことが
 重要です。

・再発・寛解を繰り返して進行していくために
 ご本人が、症状に応じた日常生活を構築した
 り、症状の変化に気づき適切に受診するなど
 自己管理できるように支援
 します。

主な症状(脱髄発作)
クローバー脱髄発作の多くは急激に起こるものでは
 なくて数時間〜数日かけて発症します。
①視力障害

②構音障害(声を出す部位に障害が起こり
     うまく発声ができなくなった状態)

③嚥下障害

④感覚障害

⑤運動麻痺

⑥排尿障害

⑦性機能障害

⑧高次機能障害(けがや病気によって脳に損傷を
  負い、知的な機能に障害が出て日常生活や
  社会生活に支障を来す状態)

⑨神経症状(抑うつ・多幸)

⑩めまい

その他に、疲れやすい、
     有痛性強直性痙縮(こむら返り様)
     などがあります。

❷看護の実際
急性期、寛解期(再発予防)の治療について
 理解して、症状の観察と異常の早期発見・
 対応に努めます。

⑴症状の観察
・脱髄部位により症状は違うため、注意深く
 観察します。

⑵治療薬による副作用症状の観察と対応
・疾患修飾薬、ステロイド、免疫抑制剤を
 用いた治療であるため、副作用出現の観察
 早期対応を行います。


⑶精神症状の観察・精神面への支援
・感覚障害、排泄障害、高次機能障害による
 日常生活への困難さ、治療薬の副作用による
 精神症状など、外見ではわかりづらい症状も
 多く、周囲に理解されずに怠け病や精神疾患
 と誤解されることもあります。

ご本人は、社会問題も抱えていることを認識
 して、共感する姿勢で関わります。


⑷日常生活援助・ご本人への指導
チューリップ赤障害される部位により臨床症状が異なる
 ため個別性のある対応が必要です。

・適度な運動は必要ですが、易疲労性がある
 ために個別性のある対応が必要となります。

・痙性麻痺や運動失調による障害に対しては、
 補助具・自助具を導入します。




ソックスエイド



・嚥下障害に対しては形態を工夫します。

・排尿障害に対しては必要に応じて、
 膀胱留置カテーテルの留置や自己導尿など
 排尿管理を行います。

・体温管理を行います。
チューリップ紫ウートフ現象(体温上昇による一時的な症状
 の悪化)をみることがあります。

チューリップオレンジそのような症状が出現する方の場合は、
 入浴はぬるめにして、体温が上昇する程度
 の運動は避けるなどの指導を行います。


                  




参考資料
  神経疾患 難病看護ガイド
          (Van Medical)
  神経疾患の緩和ケア
           (南山堂)
  神経難病・膠原病看護マニュアル 
            (学研)
  これならわかる!はじめての緩和ケア
                                         (ナツメ社)

神経疾患、難病看護
看護に必要な神経・筋疾患の知識
 筋ジストロフィー/筋炎  について
        (筋疾患)

     一緒にお勉強しましょうニコニコ


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 ご遠慮なくいただけたらと思います。
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