終末期ケア (320)神経疾患、難病の看護 神経・筋疾患の運動障害について | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。

こんばんは😃
今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます😊

昨年、大切なご家族を亡くした方、
今年は、笑顔で過ごせますように🍀🙏

がんや難病、その他の病気と闘っている方、
身体もこころも前向きに免疫力をアップさせて
病気をやっつけることができますように🍀🙏

今日の松山のお天気は、曇り☁️のち雨☔️
朝は、5度
日中は、14度
雨の確率は、90%とのことです。

25日東京の発生者数は、618名
25日17:25更新(25日0:00時点)
全国の感染者数は、362676
                                    (+4149名前日比)
退院者数は、293420名(+4884名)
亡くなったかたは、5083名(+65名)
(毎日新聞)





最も大きな苦しみは、
やはり孤独です。
愛されていないと
感じることですし、
だれ一人友がいない
ということなのです。
 
       マザー・テレサ









はなさん、しっぽですウサギ



うさぎみなさん、こんばんはだぉぅロップイヤー


⭐️神経疾患、難病看護

1)神経・筋疾患と運動障害

①随意運動と運動障害

イチョウ随意運動とは、
 生物の行う運動の中でも、自己の意思
 あるいは、意図に基づく運動のこと
 いいます。
 自己の意思によらない、あるいは無関係な
 運動は不随意運動あるいは反射運動呼ばれ
 ます。具体的な随意運動は飛翔、歩行、
 走る、水泳、などがあります。

・随意運動を行うためには、命令信号の
 伝達系としての、中枢神経、末梢神経、
 効果器としての筋肉、腱、骨などに異常が
 ないことが前提となります。

・随意運動の際に同時に起こる多数の筋肉の
 収縮は、小脳や大脳基底核などの統合的な
 働きの結果として起こります。


イチョウ 運動障害とは、
 人体の運動機能において何らかの永続的な
 障害が存じており、それが日常生活に
 不自由をもたらすほどの状態のことを
 いいます。

クローバー運動障害をきたす病気
 脳・脊髄・末梢神経など神経自体の病変
 または筋肉自体の病変によって運動障害を
 きたす疾患の総称です。

クローバー代表的な疾患として
 パーキンソン病
 脊髄小脳変性症
 筋萎縮性側索硬化症
 ウイルスや菌による神経炎や脊髄炎
 重症筋無力症
 筋ジストロフィー
 多発性筋炎などがあります。

クローバー診断や治療は主に神経内科や免疫内科
 などで行います。




②運動障害の種類とその特徴

❶随意運動障害(運動麻痺)
・診断学においては麻痺とは運動障害にあたり
 ます。特に運動麻痺といった場合は、
 随意運動の機能障害と考えられます。

運動麻痺とは、脳や脊髄、末梢神経が障害
 されることで随意的に手足などが動かし
 にくくなる状態です。 

クローバー脳卒中などが原因で半身が動かせなくなる
 ことを片麻痺

クローバー頚部の脊髄などの障害で、頭部以外の
 両手足を含む身体全体の筋力が低下する
 ことを四肢麻痺

クローバー胸部や腰部の脊髄障害による両足の麻痺を
 対麻痺呼びます。




❷運動失調症

クローバー運動失調症は、
 小脳を中心とした神経系の障害により、
 ふらつき、呂律が回らないなどの症状
 呈する疾患の総称です。

・目的の運動に関係する様々な動きの
 協調性が悪くなるため、それを円滑に
 できなくなる病態を指します。 

運動失調症の代表的な症状は、
 起立・歩行時のふらつきです。 
 手の巧緻(細かな)動作も障害されます。




❸錐体外路症状

クローバー錐体外路症状
(すいたいがいろしょうじょう)とは、
・錐体外路の障害で生じた症状のことを
 いいます。

錐体外路は、錐体路以外の全ての中枢神経系
 の経路のことで姿勢・運動に対する基本的
 かつ無意識的な運動をコントロールして、
 運動が円滑に行うことができるように
 筋緊張などを調節しています。

自分の意思とは関係なく症状が出現し、
 不随意運動による症状と筋緊張の異常
 認め、明らかな運動麻痺が無いことが
 特徴です。

クローバー運動減少症
・運動減少症の症状としてはパーキンソン病、
 パーキンソン症候群、ウィルソン病の
 筋強剛、運動緩慢、無動、姿勢反射障害
 代表的です。


クローバー錐体外路症状
・筋肉が固くなる
・手足が震える
・姿勢を保つことが難しくなる
・小刻みに歩く
・動きが遅くなる
・転びやすくなる
・顔の表情が乏しくなる
・飲み込みが悪くなる など




❹失行

クローバー失行とは
麻痺などの運動障害がなく、
 言われたことも理解しているにも
 かかわらず、日常生活で普段行っている
 動作がうまくできなくなることを失行
 いいます。

「運動可能であるにもかかわらず合目的な
 運動ができない状態」と定義した※高次機能
 障害のひとつです。

・障害の具体例としては麻痺や失調など他の
 運動障害、課題の意図の理解度や意欲の
 低下といったものがあります。




高次機能障害とは
脳卒中や事故などをきっかけとして
 脳の機能が著しく障害を受けることにより、
 さまざまな状態を引き起こすことを
 指します。
  たとえば、ものを覚える、気持ちを抑える、
 目的を持ってものごとを遂行する、
 などがうまく行えなくなってしまう状態
 です。
 






参考資料
  神経疾患 難病看護ガイド
          (Van Medical)
  神経難病・膠原病看護マニュアル 
            (学研)
  これならわかる!はじめての緩和ケア
                                         (ナツメ社)

神経疾患、難病看護
 神経・筋疾患の障害と看護の実際
 運動障害、日常生活動作の援助
                                      について
             
                  一緒にお勉強しましょうニコニコ



ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたり、
 私にも勉強になりありがたいです。