65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
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星老年看護

スター高齢者に多い"疾患"


花慢性閉塞性肺疾患

チューリップ慢性閉塞性肺疾患とは、




・慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、

 これまで慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれて

 きた病気をまとめて1つの呼び名とした

 ものです。


・COPDは、たばこの煙など体に有害な物質を

 長期間吸入・曝露ばくろすることで肺に炎症

 を起こす病気であり、中高年に発症する

 喫煙習慣を背景とした生活習慣病とも

 いえます。


・疫学的なデータでは、40歳以上の8.6%、

 約530万人がこの病気であると推定されて

 いますが、その多くは未だにCOPDと診断

 されず適切な治療も行われていません。


・COPDは肺の病気ですが、虚血性心疾患、

 骨粗鬆症、糖尿病など、全身のさまざまな

 病気の原因にもなっています。


・また、COPDの人はCOPDでない人に

 比べて、同じ量のたばこを吸っていても

 肺がんになる確率が約10倍高いといわれて

 います。


・COPDは進行する前に発見し、ほかの病気を

 上手にコントロールすることが大切です。






チューリップ原因


・COPDの原因は、有害物質を吸い込むことや

 大気汚染によることが一般的です。


・最大の原因は喫煙で、日本ではCOPDの

 90%以上が喫煙により発症していると

 いわれています。


・たばこの煙を吸い込むと、肺や気管支が

 炎症を起こして咳や痰が出たり、気管支が

 細くなり空気の流れが悪くなったりします。


・さらに、気管支の奥にある肺胞が壊れて

 しまうと肺気腫が発生します。


・COPDではこれらの変化が両方とも起こって

 いると考えられ、治療によって元に戻す

 ことはできません。




チューリップケアのポイント


❶禁煙への取り組み


・「タバコを吸うとイライラしていた気持ちが

 治まる。」、「ストレス解消法のひとつ」

 という方も多いと思いますが、イライラ

 するのは、血液中のニコチン濃度が少なく

 なり、禁断症状が現れているのです。


・タバコを再び吸って、体内のニコチン濃度を

 上げることでイライラが解消しているだけ

 なのです。


・タバコに代わる健康的なストレス解消法や

 気分転換できる方法を見つけ、タバコに

 頼らない生活を送ることが必要です。


・まずは自分で「禁煙する」という心構え

 しっかり持つことから始めましょう。







❷栄養バランスを整える


・慢性閉塞性肺疾患(COPD)では呼吸不全と

 なるため、運動時・安静時のエネルギー

 消費量が多くなります。


・また、活動量の低下により、食欲不振と

 なりやすく、栄養不良や体重減少がみられ

 ます。


・年齢、性別、体格、身体状態にあった適切な

 エネルギーと栄養を食事から摂り、太りすぎ

 は避けて、適切な体重を維持することが

 大切です。


・食欲がなく、食事をする体力もないと

 いう方は、医師や看護師、栄養士に相談し、

 食事を食べやすい形態に変える、食事回数を

 増やす、高カロリー食を利用するなどの

 工夫の検討が必要です。





❸予防接種、マスクの着用、

 手洗い・うがい


・感染症に罹患すると慢性閉塞性肺疾患

 (COPD)の症状が増悪し、重症化します。


・インフルエンザや肺炎球菌など、感染症の

 予防接種を受けること、外出時はマスクを

 着用する、帰宅してからの手洗い・うがいの

 励行、人込みは避けるなど、感染症予防の

 ための対策を行いましょう。






❹運動習慣をつける


・体力・耐久性・筋力の低下は慢性閉塞性

 肺疾患(COPD)の症状の増悪、生活の質の

 低下につながります。


・体力・耐久性・筋力を維持するためには、

 15~20分位の散歩や体操などの有酸素運動

 が効果的です。


・体調や症状に合わせて可能な範囲で運動を

 続けるようにしましょう。





❺呼吸器にやさしい

 環境を整える


・大気汚染物質や冷たい空気、ハウスダスト、

 刺激物の摂取など、呼吸器に刺激を与える

 環境は避けるようにしましょう。


・花粉やPM2.5の多い日の外出は避ける、

 掃除機をこまめにかける、辛いものの摂取は

 控えるなど、生活環境にも気を配るように

 しましょう。




❻呼吸筋の体操


呼吸筋のストレッチ


・肺が膨らみにくくなることから、

 硬くなって動きにくい胸郭を広げて可動性を

 促すことや、努力性呼吸によって緊張が

 高まり、硬く縮んでいる首や肩、背中の

 筋肉を柔らかくすることで、深い呼吸が

 できるように促します。


・肩の上げ下げ、胸を開く、首の体操、上体を

 反らす、背中を丸くする、わきを伸ばす、

 などの上肢・首・体幹の体操を行います。



四肢・体幹の筋力トレーニング


・生活するために必要な、立つ、歩く動作に

 関わる筋肉の筋力・筋肉量の向上を目指し

 ます。


・腿上げやスクワット、立ち上がり練習など、

 四肢・体幹の筋肉の筋力増強訓練を行い

 ます。




❼呼吸法の練習


腹式呼吸


・腹式呼吸とは、別名ドローイングと呼ばれる

 お腹で呼吸をする方法で、息を吸った時に

 お腹が膨らみ、吐いた時に凹みます。


・仰向けに寝て、手をお腹の上に置いて大きく

 呼吸するとわかりやすくなります。






口すぼめ呼吸


・口すぼめ呼吸は、鼻から息を吸い、

 口をすぼめて普通の2倍以上ゆっくり細く

 息を吐き出す呼吸方法です。





排痰訓練


・慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、

 痰の粘り気が強いうえに呼吸が浅くなり

 がちで、痰を外に出すことができず、溜まり

 やすくなります。


・自分で腹圧をかけながら「ハッ」と大きく

 息を吐く力を使い、溜まっている痰を出し

 やすくします。


・徒手療法にて胸郭を動かし、痰を出しやすく

 することも行います。



発声練習


・声をしっかり出すことも呼吸筋の働きを

 促します。


・好きな歌を歌う、お気に入りの本を音読

 するなど、発声する機会も作りましょう。



日常生活動作訓練


・パルスオキシメーターで酸素濃度を測り

 ながら動作練習を行います。


・上肢の大きな動きを伴う動作は息切れを

 起こしやすいので、労作時の負荷が少ない

 動作方法の指導・練習が行われます。








参考資料

 老年看護ぜんぶガイド
      照林社

 
 
 
     

    次回は

     "老年看護

       高齢者に多い疾患

       誤嚥性肺炎

        誤嚥性肺炎とは"

       

        

                          



                     

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