Sauber C31 Exhoust Cowl
2012年のザウバーC31のエグゾーストカウルです。
おそらく、2012年のウィンターテストであるヘレステストの6日、7日に使用されたものと思われますが、使用したドライバーは分かりません。
結局、レースでは異なる仕様が用いられています。
この年のザウバーC31は、ペレスによる3回の表彰台、可夢偉による鈴鹿3位等に代表されるようにザウバーチームの歴史上非常に活躍したマシンでした。
そして、この年はコアンダエグゾーストのように、エンジン排気について各チームが様々な工夫を行った年でもあり、ザウバーC31のエグゾーストカウルもいろいろなバージョンがあります。
このパーツはホワイト、レッド、ブラックが用いられていますが、これらは全て塗装により表現されています。
さて、裏面ですが、私もエグゾーストカウルは他にいくつか持っていますが、これには特徴的なものがあります。
そう、ぺタペタいくつかのシールが張られています。
このシールは、見ての通り温度測定用のものです。色が変わったところまで温度が上昇したことを示しているようです。
これにより、このカウルの温度分布がわかります。
これはかなり高温になったようですね。210℃を超えています。
この温度シールによる測定結果から、エグゾースト後方のほうが温度が高くなっており、200℃を超えていたようですね。
最後はいつもの管理番号です。