ヴァージンギャラクティック スペースシップツーの墜落事故 | いっしーのF1ブログ

ヴァージンギャラクティック スペースシップツーの墜落事故


先日、スペースシップ2の墜落事故があった。
個人的に、ヴァージンギャラクティックの宇宙旅行計画については非常に興味を持っている。
ヴァージンギャラクティック、そう、現、いや消滅しかけのマルシャの前身であるヴァージンのオーナー企業である、ァージン・グループ内の一企業であり、
民間の宇宙旅行計画を推し進めている企業である。

動画を見てもらえばわかるが、胴体が両側に2つある機体、ホワイトナイトツーの中央にスペースシップツーを搭載し、高度1万5千mまで上昇する。
そこでホワイナイトツーからスペースシップツーを切り離す。そして、スペースシップツーのみが宇宙にまで飛行し、地球に帰ってくるという機体である。
一昔前のSFに出てきそうなロケットの概念を体現したともいえるこの機体、宇宙から降下する方法も、
フェザリングという独特の方法を採用しており、非常に面白い。
このフェザリングという技術は、バトミントンで使うシャトルがゆっくり落ちる原理と同様の原理により、速度を落として降下できるものらしい。
動画の最後の方で、スペースシップツーの翼が胴体に対して垂直に位置するように回転しているが、
これがフェザリングを行うための降下姿勢であり、スペースシャトルのような降下の仕方とはまた違う方法である。

このような画期的な機体であるが故に、開発も難航していたようであるが、
スペースシップツーが爆発するような事故が起きたことは非常に傷ましく残念である。
事故究明に数か月、改良試作に数か月、試験飛行に数か月等をさらに要することとなり、商用飛行が数年単位で遅れるのではないだろうか。
もしかすると、このまま頓挫することもあるかもしれない。
しかし、今回の事故究明を果たし、安全な商用飛行を実現してほしい。
それは、まさに人類にとって新たな飛躍であろうし、今回の事故で亡くなった方への一番の手向けになるのではないだろうか。