ティモ・グロックのマルシャ離脱と新規3チーム | いっしーのF1ブログ

ティモ・グロックのマルシャ離脱と新規3チーム

今週、ティモ・グロックのマルシャ離脱が発表されました。

結局、ここでも“資金”が原因。

2009年トヨタ最後の年では、彼は2度の表彰台を獲得し、その速さを発揮していました。

しかし、トヨタが撤退を表明後、早々に新規チームであるヴァージンと契約。

この契約は、決断が早すぎなのではないかとの声もありました。

彼としては、F1にレースドライバーとして残ることが第1であり、

新規チームといえども活躍できれば、トップチームの移籍の道が開けると考えた結果でしょう。


しかし、3シーズンが過ぎ、チームの競争力は低いままであり、これといった結果も残せず、

トップチームで活躍することも叶わないままF1から去ることに。

しかも、その原因はチームの台所事情という、ドライバーの速さという能力とは関係ない理由で・・・。


また、コバライネンもマクラーレンから新規チームであるケータハムに移籍し、その速さを時々みせるものの、ノーポイント。そして、やはり資金問題からシート喪失が濃厚。

新規チームであるHRTにいたってはチーム消滅。


この3年新規チームがF1にもたらしたものは何か?

どのチームもポイントは獲得できず、そして、既存チームへ移籍したドライバーもセナ以外はなし。

同様に競争力の低かったミナルディは、若手ドライバーのF1デビューの受け皿としても機能し、

ミナルディからデビューした多くのドライバーがトップドライバーとして活躍しています。

しかし、新規3チームはその機能も現在のところ果たしていない。

セナは、実力というよりも資金でロータス、ウィリアムズに移籍しているので、ちょっとね・・・。


結局、この3チームを新規参入として選択したことは成功といえるのか?

話によると、コスワースエンジンを搭載することが新規参入の条件だったとか。

しかし、そのコスワースも2013年で撤退の様子。

バーニーにいたってはF1チームは10チームで十分と言い出す始末。


参入濃厚といわれ、コスワース非搭載のため参入を認められなかったプロドライブが実際に参入していたらどうだったか?

カスタマーマシンを認めていたらどうだったか?

既に2チームとなってしまったものの、新規3チームの存在意義は何なのか?

大幅なレギュレーションの変更もない2013年シーズン、少なくともケータハムにはポイントを獲得して欲しい。

そして、もっとF1を面白くしてくださいな。