ペイドライバー | いっしーのF1ブログ

ペイドライバー

噂されていた、ケータハムのトゥルーリとペトロフの交代がここに来て現実のものに。

理由は、ペトロフの持参金、それに、近い将来のロシア、ソチでのグランプリ開催のためにバーニーの後押しもあったかと思う。


F1に関して、特に中位以下のチームでは、シートや契約は買うことができるもの、スポンサー、メーカーの後押しがあるドライバーは、F1ドライバーとしての生き残りに大いに有利。

このことは、長年、F1を見てきているので、そういうものだと理解している。


今回のトゥルーリのシート喪失も別に珍しくない。

シーズン途中での金銭がらみの交代だって珍しくないのだから、シーズン直前であっても当然だろう。

しかも、トゥルーリは37歳、一方ペトロフは27歳で伸びしろを感じさせる。

チームとしては、コバライネンが速さを見せているので、持参金のあるペトロフをトゥルーリと交代させることは、チームの将来を考えると妥当であろう。

ペトロフも本来今シーズン、ロータスとの契約を持っていたはずなのに、それを反故にされている、そのため今年のシート争いに遅れたという側面もある。

全ドライバー、F1での生き残りのために必死のはずだ。一度、F1を去ると、再び帰ってくることは難しいためだ。


しかし、やっぱり白ける。金でシートの売買は・・・。

別に、ペトロフが悪い訳ではない、他のペイドライバーが悪いわけではない。

彼らは、シート確保のために自分のアドバンテージを最大限に生かすこと、これは当然である。

日本人ドライバーの多くは、これを大いに利用して、シートを得てきている。

ただ、ペイドライバーは、速くない、という印象があり、実際そうである場合もある。

だから、見ている側としては白ける。

(個人的には、ペトロフは昨シーズン開幕戦で3位表彰台も得ているし、ムラはあると思うが、今後を期待させる良いドライバーだと思うが。)

問題は、ペイドライバーでなく、ペイドライバーに頼らないといけないというチームの財政状況だろう。

これは、誰でも想像付くことであると思う。

中位チーム以下は、上位チームでもそうであるが、よりスポンサー探しが重要である。

しかし、ヨーロッパの現在の財政状況から、スポンサーが得にくくなり、ペイドライバーにより頼らなければチームの財政が成り立たないという状態のようだ。


これを打破するためには・・・。

やはり、チームへの分配金の増額、これではないか?

どの程度、各チームは分配金を受け取っているのか定かではない。

数年前、分配金をめぐって、F1分裂の危機があったぐらいなので、今は多少改善されているのかもしれないが、十分に分配されていないのだろう。

要するに、バーニー等の一部のF1支配者が利益を得すぎているのだろう。


もういいじゃないか、バーニーさん、もう年なんだしさあ、墓まで金は持っていけないんだから、もっと各チーム、特に財政状況の悪いチームに金を配ろうよ~~。

そして、「腕」だけでドライバーが生き残れるシステムにしようよ~~。

そっちの方が楽しいと思うよ~~。


まあ、ペイドライバーも速さを見せ付けられないと、スポンサーが離れていくから、もって3年ぐらいかなあ。

だから、速く無いドライバーは自然と淘汰されるけどね。たまに、復活するけど。


チームとしても、懐具合が悪いのは分かるけど、ペイドライバー、ほどほどにね。