(10月24日 Le Figaro より)
20日ほど前からインターネットサイトで、サルコジ大統領などの似顔絵入りの呪い人形を
発売していた会社に対し、ついに大統領が腰を上げた。
ニコラ・サルコジ大統領は「肖像権の侵害」の理由で、
ネットで販売されている問題の人形の販売中止を求め、発売元の出版社K&Bを訴えている。
この「呪いの人形」、約12,000個が製造され、価格は1個 12,95ユーロ。
人形にはサルコジ大統領バーション(青)とセゴレーヌ・ロワイヤル氏バージョン(赤)があり、
12本の針がセットで付いている。
人形の胴体には、これまでに多くの波紋を呼んだ大統領の発言の数々が・・・
:「稼ぐためにもっと働け」「社会のくず」さらには
「消えうせろ、この馬鹿野郎」などがある。
また、ロワイヤル氏の人形には
:「自由の国ケベック万歳」「中国に正義を」などが書かれている。
10月16日、サルコジ大統領の弁護士を勤める、ティエリー・エルゾグ氏は、
K&B社の親会社であるTear Prod社に対し、発売中止を求める抗議文書を送った。
「肖像権にしろ、名声にしろ、大統領にはそれを侵害されてはならない権利がある。」と書かれていた。
それに沈黙を貫いていたK&Bに対し、ついに大統領は攻撃に出ることを決めたのだ。
K&Bはこれに対し「全くもって不当な措置だ」と批判している。
一方で、陽気な様子を見せるのは、前回の大統領選立候補者の社会党のロワイヤル氏だ。
「これはちょっとしたお遊びのようなものだわ。やっぱりユーモアセンスは持っておかなきゃね」と、
先週の火曜日にラジオでコメントをした。 「こういうものは、有名人にはつきもの」とのこと。
「ロワイヤル氏は十分楽しんでいたし、これで悪運も払われた」と弁護士の
ジャン ピエール・ミニャール氏はコメントし、この件を法廷には持ち込まないとのこと。
裁判はパリの大審裁判所で行われることが金曜日に決定し、判決は今週の水曜日
29日に下されることになる。
【Leycoのコメント】
日本でも既に何度か取り上げられた話題だが、個人的にはあまりにも面白いニュースだったので、
今回はこのブログでも扱うことにした。
この一件、まず何よりも驚きなのが、このような物が発売されてしまう、という事実。
サルコジ氏はプライドの高い人物であることは周知のことであり、
彼を敵にまわせば、何かしらのしっぺ返しが来るのは予想がついていただろう・・・・
これがフランスの言論の自由というものか?
とにかくこんなおもいきった商品を発売したK&B様、「アッパレ」である。
さらに面白いのが、サルコジ氏とロワイヤル氏の対象的なリアクションの違いだ。
大統領選挙の時も、この二人は180°違った政策を打ち出していただけに、
リアクションまで180°違うということに、思わず吹きだしてしまった・・・
今回の2人の対応の違いが、フランス国民に新たなイメージを植え付けることになるかもしれない。
サルコジ人形とロワイヤル人形の売れ行きで、次回の大統領選挙の結果が
予測できるのでは??? 世論調査よりもよっぽど精度が高かったりして・・・(笑)
【今日の情報ソース↓】