フォトグラファー のイシヅカです。
深夜に一人で泣きました。
なんで泣いたんだろう?正直よくわからない。
でもこの本が家に届いていて、パラパラとめくって行くうちに涙が出ていた。
TKマガジン。
正直この本を宣伝したいとかではなく、僕がこの本の制作を手伝わせてもらう流れや、
なんで泣いたのか?それを自分でも知りたくて、このブログを書きます。
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この本の主人公、TKことタケヒロとは知り合って、2年半くらいだろうか?
【TKとの出会い〜誕生日に人に会いたい〜】
〜以前書いたFacebookの記事から
タケヒロという心臓に重い病気を抱えている子が、神戸にいる。
タケヒロは13歳(当時)になったばかりで、13歳まで生きれているのも、簡単なことではない。
天才万博の映像を見てくれたことがきっかけで、FBで繋がりました。
そんな彼が誕生日に欲しいものは、「会いたい人に会いたい」という願いでした。
そこへ僕もお呼びいただき行くことになった。交通費のご支援の際はみなさまお世話になりました!
最高の思い出をタケヒロに贈れたし、僕もまた最高の思い出になりました。
たけひろくんはハンバーガーが好きだから、ハンバーガーにロウソク立ててハッピーバースデー!
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一緒に行ったのは
ホームレス小谷 言わずと知れた全身真っ赤の彼だ。
とにかく賑わせ、人と人をつないで、彼が歩いた足跡には、笑顔が落ちているような、そんな人。いつのまにかそんな人になっていたな。(珍しく遅刻しなかったんじゃないかな?)
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幡野広志さん
この方の告知のおかげで、交通費支援がアレヨアレヨと上限額の30万越え。著名人の方も結構な額をご支援くださったとか。幡野さんは余命3年を宣告された末期癌のカメラマン。(執筆や多方面で活躍)初めてお会いしたけど、本当に優しい声で、いろいろなことを優しく聞き入れてくれて、なんだかこっちが話し上手になったような気分にさせてくれるし。余命ギャグは思ったよりもパンチが効いてて面白い。
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齋藤陽道さん
かなり有名なカメラマンさん。斎藤さんは耳が聞こえない方で、基本は筆談でお話し。筆談で話すと人は、わざわざ悪口をいう人がいないらしい。なるほど。筆談をしてみると、簡潔に文字で、文で物事を伝えようとするので、文章力もおそらく上がるんじゃないかな?斎藤さんの写真に添えられた文字や文は、とっても魅力的だった。帰りの新幹線の中で写真集をアマゾンで購入させていただいた。
https://www.amazon.co.jp/…/4…/ref=oh_aui_detailpage_o00_s00…
斎藤さんがカッコイイ!とみんなで悔しがるクダリは、一番一体感あったな。
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佐々木 順子さん
この方がタケヒロとお母さんのユウさんと僕らをつないでくれた張本人。ポルカを立ち上げてくれたのもこの方。とっても優しい看護師さんで、今回の企画の影の立役者。
ポルカのお礼を #レターポット で贈っているのもこの方。
そのレターを受けて、 タケヒロとユウさんに、お礼のレターがまた届くという、感謝の循環。この話を聞きながら、うっすら泣いてしまいました。
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JERRYBEANSのみんな
3人組の音楽ユニット。彼らはタケヒロの友人で、誕生日だってことで駆けつけて、生演奏をしてくれた。
3人とも不登校で、中学を卒業していなかったりらしい。彼らはその経験を生かして、学校に行けない子たちや、学校生活で悩んでいる子たちのために歌を歌っているそう。熱い!!
http://jerrybeans.net
今となっては一緒に「好きと生きる」という団体のメンバーにしてもらってとても嬉しい。
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一癖も二癖もある人たちの集まりで、この日駆けつけた男性が、当時はみんな35歳(1歳くらい誤差あり)。
なんだか不思議な力で引き寄せられて、集まったような気がしてなりませんでした。
ホームレスだったり、余命だったり心臓病だったり、不登校だったり、耳が聞こえなかったり。僕は何もなかったので、両足折ってから行こうかなと本気で考えたぐらいだった。
(↑これ現場では結構ウケたからね こうやって文字に書くとアレだけど)
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Yuu Takehiro Miura タケヒロとユウさん親子には、
感謝の気持ちしかない。こんなすげー人たちと出会わせてくれて、貴重な話や、価値観を肌で感じて、なんだか脳内興奮状態。(帰りの新幹線では爆睡)
この翌年も誕生日はみんなでお祝いした!また来年もお祝いしたい。
その日の動画↓。
と、ここまでは出会った日のことを以前Facebookに書いたものを少し手直しして書きました。
自分で読んでても、すごい興奮しているな〜と感じました。(笑)
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そして、この日から定期的にタケヒロとユウさんに会う機会が増えていき、二人のことを写真や映像で撮影させてもらうようになりました。
タケヒロに会ってから、障がいを持つ人達、病気の人たちと出会い接する機会が多くなって、人間の多様性を見ました。今まで全く知らない世界ではなかったけど、僕が知っていることとはやっぱり違った。
これは僕の中に元々あった完全な偏見だけど、障がいを持った子どもがいるご家族は、もっともっと暗いのかな?ってなんとなく思っていたんですが、でもね。みんな明るいし楽しい。何故か障害や病気を持ってる人はそういう人が多いんだろうな〜と、感動秘話ばかりなんだろうな〜ととあるテレビ番組から入ってきたであろう、僕の中にあった偏見がなくなるというか、「全然違うな」って思うようになってきた。
友達になってしまえば、障がいのあるなしは関係ない。もっというと友達じゃなかろうと障がいのあるなしは関係ない。例えるなら、居酒屋に一緒に行った友達に食べ物の好き嫌いがあるかどうか、それを気遣えるかどうかぐらいのことじゃないかな?と思う。障がいや病気は、個性や好み、それぐらいのものなんじゃなかろうか?もちろん、障がいや病気と共生していく中で、大変なことは容易に想像はできる。だからといって僕ら家族でない人ができることは、気遣うことくらい。そして、「助けて欲しい」と声をあげられないでいる人を見つけることが大事じゃないかなと思う。僕はたまたまカメラを持っていたから、障がいとの距離の取り方を器用に出来たから、タケヒロとYUUさんと一緒に遊べたし写真や映像を撮らせてもらえたんだと感じている。
そしてタケヒロは、心臓の一部が文字通り欠けて生まれてきた。小さい頃に医療事故にもあい、たくさんの手術を経験している。
そんなタケヒロもYUUさんも命というものに寄り添って生きていた。僕らももちろん日々、命という時間を削りなが生きている。
でも、きっと2人ほど考えたり感じたりしていないと思う。それがいいのかわるいのかの話ではなく、僕らが2人の生き方を見て、生きて経験したことを知って、学ぶことはたくさんあると思います。
僕は、ここにも書いた通りたくさんのことを教えてもらいました。
タケヒロとユウさんに会って、一緒に行動をして、たくさんの人に出会わせてもらった。
その中で生まれた価値観は、僕の行動指針の一つにもなっていると言っても過言ではないです。
この本は僕の宝ものにもなりました。
TKマガジンの表紙には「vol.01」と書かれている。
2、3、4もきっと彼らは出してくれるはず!
生きていく上での楽しみも増えました!ありがとう!
TKマガジンの中には、
西野さんや乙武さんとの対談の様子も綴られてます!
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また、「お店に複数冊置いて販売できますよ」など本屋さん以外でもご連絡いただけると嬉しいです!
レゾンクリエイトのお二人へ
編集お疲れ様でした!思ったより、めちゃめちゃ良いです!
この本を見て、物凄い労力がかかってるなと、ただただびっくりしてます!
いい仕事してる!w(プロに失礼)
また何かあったら仕事ください!w
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タケヒロとユウさんに初めてあった時。
リアルアベンジャーズ と呼ばれたこの写真。
正直、この時も今現在も僕はヒーローではない。
でも、ヒーローにはなりたいと思って生きている。
僕がなりたいのは主人公じゃなくて、誰かのことを助けられるヒーロー。
またこうやってみんなで写真を撮る機会があったら、そんなヒーローに近づけてるといいなぁ。
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