スマートフォンの、毎月の支払い一覧を開いてみてください。
動画が1つ、音楽が1つ、買い物の会員が1つ。写真の保管に少し。NetflixやApple Music、Amazonプライム。家族の分も足すと、思っていたより多くのサブスクが並んでいるはずです。
その一覧に、社労士はいません。
そもそも、ふだん思い出されない仕事です
名刺交換で「社会保険労務士です」とお伝えすると、たいてい一拍おいてから「ああ、あの、年金の…」と返ってきます。もう慣れました笑。
私たちが呼ばれるのは、たいてい何かが動くときです。はじめて人を雇うとき。事業が広がって、働き方や役割が変わるとき等。
どれも、悪いことではありません。むしろ、会社が前に進んでいる場面のほうが多いくらいです。
ただ、そういう場面は毎月やってくるものではありません。だから社労士は、日常の中に居場所がないままになります。
なぜ、気軽に頼めないのか
ふだんは必要性を感じないからです。そしていざ聞こうと思っても、「こんなことで聞いていいのかな」と思ってしまうからです。
聞いてみたいけれど、電話をかけたところで何から話せばいいのか分からない。相手もたぶん忙しい。この程度のことで電話をしてもいいものだろうか。そう考えているうちに、聞こうと思っていたこと自体を忘れます。
動画を開くとき、この番組を選んでいいだろうかと迷う人はいません。いつでも開けると分かっているからです。気後れしないというのは、それだけで大きいことです。
社労士を、その一覧に並べたい
ふだんは「石山社会保険労務士事務所」という名前で仕事をしていますが、月額制のサービスは「サブスク社労士ドットコム」と呼んでいます。名前のとおり、狙っているのはそこです。
気になったときに、そのまま聞ける。社労士との契約を、動画や音楽と同じ棚に並べたい。大げさに聞こえるかもしれませんが、本当のところはそれだけです。
ですから、毎日開いてもらう必要はありません。使わない月があっていいと思っています。
支払い一覧を見て「これ、今月は一度も使わなかったな」と思うことがあります。それでも解約しないのは、いつでも使えるという安心のためです。社労士も、そのくらいの存在でいいはずです。
やめようと思えば、いつでもやめられます。契約の期間しばりはありません。始めるのもやめるのも、ほかのサブスクと同じ気軽さでいいと思っています。
気軽さを支えているのは、文字のやり取りです
うちの相談は、チャットやメールが中心です。お電話も受けていますが、いちばん多いのは文字でのやり取りです。
思いついたときに一行送っていただければ、それで足ります。時間を合わせる必要がありません。「電話するほどでもないな」で止まってしまう質問こそ、いちばん拾いたい質問です。
たとえば、こんなことです。
「週3日で働いている人に、有給は何日あげればいいですか」
「育休に入る人がいます。いつまでに何をすればいいですか」
「うちの給与ソフト、これで合ってますかね」
どれも、わざわざ時間を取って相談するほどではありません。でも、はっきりさせておきたい。そういうものです。
文字だと、こちらも助かります。その場で「たぶん」と答えずに、条文や役所の資料を確かめてからお返事できるからです。
そして何より、残ります。半年後に同じことが起きたとき、さかのぼって読み返せます。話し言葉は、その場で消えてしまいますが、届いた返事は、そのまま担当の方に転送もできます。
「AIに聞けばいい」。そのとおりです
たいていのことは、数秒でそれらしい答えが返ってきます。私もAIは大好きで、毎日使っています。この先もっと使うつもりです。
ただ、AIの答えには「誰が言ったか」がありません。
社員に説明するとき、役所に出す書類のことで迷ったとき、「AIがそう言っていました」では通りません。同じ内容でも、名前を出して答える人がいるかどうかで、その答えの重さは変わります。
不安なときに人が欲しいものは、正しい答えそのものより先に、「それで大丈夫です」と言ってくれる誰かだったりします。血の通った言葉にできるのは、たぶんそこです。
社労士の仕事でAIをどう使っているかは、また別の記事で書こうと思っています。
ここだけ覚えてください
月額制にしているのは、社労士を身近な存在にしたいからです。使わない月があってもかまいません。聞きたいときに聞ける。そのために置いておいてください。
相談だけでなく、手続きそのものも
もっとも、うちの事務所の中心にあるのは、毎月の給与計算と、社会保険・雇用保険の手続きです。
どちらも簡単そうに見えて、意外と手間がかかります。そこを引き受けて、本来やるべき仕事に時間を使っていただく。それが当事務所のいちばんやりたいことです。相談の入口については労務相談のページ、プランの内容はサブスク社労士ドットコムのご案内をご覧ください。
いつか、誰かの毎月の支払い一覧に「サブスク社労士ドットコム」の1行が加わる。そういう日が来たらいいなと思っています。
その手間、引き受けます📖
毎月の給与計算や社会保険の手続きなど、手間はかかるけれど止められない仕事も、まとめてお引き受けしています。その分の時間を、本来やるべき仕事に使っていただければと思います。
石山社会保険労務士事務所(札幌市南区簾舞)/月額定額で、いつでも気軽にご相談いただけます。