有機農業入門塾 クエスチョンタイム | 哲爺の気まぐれ日記

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定年を迎えた爺の気まぐれ日記です。
趣味のボウリングや野菜づくりを中心に思いついたことを記録していきます。

昨日の有機農業塾でのクエスチョンタイムの答えを忘れないうちに書き留めておく。



Q)有機JAS認証の圃場で出来た野菜を使ってジャムや漬物などの加工品を作った場合その加工品もJAS認証の加工品として出荷できるのか?

A)出荷できない。加工品として出荷する場合には、新たにJAS加工品の認証を取得する必要がある。
ただしJAS表示は出来ないが原材料欄に「有機ナス」などの表示は出来る。

Q)嫌気性発酵と好気性発酵の違いは何?


A)堆肥の作り方には、嫌気性発酵と好気性発酵の二種類ある。
嫌気性醗酵でつくった堆肥は、乳酸菌や酵母菌などが増えた堆肥となり土壌消毒の効果がある。
一方、好気性醗酵で作った堆肥は、糸状菌や放線菌が増加した堆肥となり草などの繊維を分解する効果がある。

どちらの堆肥がいいかではなく、どちらを使用しても土中の有用微生物の働きはよくなり土作りには有効だ。
ただ、嫌気性醗酵を利用したボカシ肥のほうが、発酵させるまでに短時間で済み簡単に作れるのでこちらのほうを塾では薦めている。

Q)ナスなどの連作障害を防ぐにはどうしたらいいか?

A)有機栽培でつくった場合ほとんど連作障害を心配する必要はない。
後作として麦などの緑肥を植えそれをすきこんでいくのもいい方法だ。
接木苗という方法もあるが、病気には強い反面味が落ちる可能性がある。



Q).万田酵素は、有機肥料となるのか?

A)万田酵素は、その製造工程が明らかにされていないので有機JASでは認められていない。
万田酵素は、高価なのでわざわざ使わなくても身の回りの草や木で自分で酵素をつくったほうがいい。


Q)有機栽培の特徴として刈り取った草を畝間に敷きそのまますきこんでいくが、そうすると草の種も一緒にすきこまれ雑草が生えやすくなるのではないか?

A)草をすきこまなくても土の中には、草の種が無数にあり生えてくる。
草をすきこんで有機物質を入れた土にしていくほうが、野菜にとってもいい。