失敗にも2種類あります。
怠慢の結果、失敗する
やり切った結果、失敗する
前者の場合、怠慢になる原因を検証し、これからどうしていけば、目の前のことに当事者意識をもって臨めるのか、上司部下一緒に考えることで突破口を見出します。
後者の場合もやはり基本は一緒。
プロセスの問題を検証して、協働で突破口を見出します。
いずれにせよ、失敗した事実に対して叱責することはありません。
ですが、世の中の多くは、失敗を推奨しない。厳密にはチャレンジすることを推奨しない。
その結果、身の丈にあったことを、出来ることを、という範疇でモノゴトを進めていきます。
それは、夢を諦めてって言ってるのと同じだと思います。
身の丈にあったことよりも、一段、二段レベルの高いことに取り組まなければ、夢の実現には近づけない。
日本は比較的暮らしやすい国です。
お金が稼げないので、生きていけないという国ではありません。
失敗してもいくらでも再起できる。
もっと言えば、そもそも失敗なんて概念はない。
続けていく限り、成功への途中です。
なのに、先輩上司の中にはこんな発言をする人がいます。
もう、失敗は勘弁して!
言われた後輩部下は失敗しない安全な道を取っていくことでしょう。
結果、人が成長せず、辞め、組織弱体につながります。
教育とは一体何なのか、今一度、多くの日本人は考えを改めていく必要があると感じます。
石川将平