入場料は安い? 高い? | じさまパッカー世界を歩くのブログ

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70歳を過ぎた「じさま」が若いころ続けていた旅が忘れられず、またぶら~と世界に飛び出そうとする旅のブログ

2016年3月24日(木)

 

 どんな町にも豪華かチョボイかの違いはあるが、観光施設は必ずある。

 もちろん入場料は支払わなければ見ることはできないが、その料金が妥当なのかどうかというのは見た人の感覚ということになるのか…。

 

 私が住む横手市には年中通して本物の雪で作ったかまくらを見ることができる「かまくら館」という施設がある。この入場料は100円。

 ところがこの入場券で「石坂洋次郎文学記念館」、「横手城展望台」、「後三年の合戦金沢資料館」という3施設も合わせて入場できる。

 

横手城展望台、石坂洋次郎文学記念館、後三年の合戦金沢資料館、かまくら館

 

 単純に計算すると1館 25円という計算になる。

 今どき25円の入場料というのは果たして…。どうせ25円ぶんの価値しかないのでは…なんて思われてしまったらたまらない。

 

 前置きが長くなったが、中国は日本と比べると今のところ物価がそれ程高いわけではない。

 宿泊代や食事代などは安くあげようとすると1日1,500円程度で何とかできた。それに比べて入場料が異常なほど高い。

 

 四川省、成都で生まれたばかりのパンダと触れ合うことができるという、うたい文句の「成都パンダ繁育研究基地」というところに行ってみた。

 

成都パンダ繁育研究基地

 

 “じさま”がパンダでもないのだが、娘が子供の頃に買ってもらったパンダのぬいぐるみを大人になった今でも抱っこしているような無類のパンダキチ。

 その娘に自慢してやろうと行ったのだが、入場料が58元(約1,200円弱)!もする。ゲゲゲあまりの高さにビックリ。

 

 うたい文句と同じならいいのだがどこを探してもパンダは見つからず、結局檻の中にいたパンダだった。

 これなら動物園と同じじゃぁねーか!

 

             パンダと触れ合うってどこでできるのよ~

 

 次の日、三国志で有名な孔明と劉備の祠堂である「武候祠」というところを見学。

 

孔明と劉備の像 

 

 敷地は広大で祠だとか資料館が点在している。

 どこに何があるのかわからん。入場時にチケットもパンフのようなものも一切なし。

 こんな観光施設の入場料が60元(約1,200円)とパンダの施設よりもさらに高かったぁ。

 

 しかしこんなもんで驚くことなかれ。

 

 世界遺産になっている「九寨溝」ではバス乗り放題というのもあるのだが、なんと300元(約6,000円)ときたもんだ。

 

さまざまな色の水や滝になったり湖になったり

 

 年寄りはそれほど歩けないから少し安くしておくべ…という配慮なのか、シニア割引100元があり払ったのは200元なのだが、それにしても200元(約4,000円)とは!ビックリものだ。恐るべし世界遺産。

 

 まだまだ驚くことなかれ、敦煌 莫高窟の入場料は240元(約4,900円)ときたもんだ。高くても人は来るということなのだろう。

 

シルクロードのオアシス都市敦煌 莫高窟

 

 同じく敦煌の景勝地「鳴沙山・月牙泉」というところに行ってみる。

 砂漠の中に現れる楼閣や不思議な泉など幻想的だが入場料は120元(約2,400円)とこれまた高い!。

 

砂漠の中の楼閣と不思議な湖

 

 毎日の暮らしの金と比べるとあまりに高い入場料。

 恐るべし中国!