【揺花草子。】[#4415] 同道。 | Meister's Brief

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【揺花草子。】[#4415] 同道。

Bさん「2クール目も絶賛大人気 OA 中の『葬送のフリーレン』。」
Aさん「んん。」
Cさん「直近は一級魔法使い試験編よね。
    一次試験でのチーム戦を終えて二次試験は迷宮探索だわ。」
Aさん「ですね。」
Bさん「道中で遭遇したモンスターをいい感じに調理して
    最下層を目指すんだよね。」
Aさん「違うよ? それは違う迷宮探索だよ?
    あとそっちの目的は最下層到達じゃなく
    ドラゴンに喰われた妹を救うことだよ?」
Cさん「さすが阿部さん妹に対しては一家言あるわね。」
Aさん「そんな事はないと思いますが!!?」
Bさん「行き止まりの小部屋の横の壁には
    『もんすたあ さぷらいずど ゆう』とか書かれたりしてるんだよね。」
Aさん「それも違うよ?
    それはやまかわさんの屋敷の地下にある迷宮だよ?」
Bさん「一次試験は3人1組のチーム戦だったわけだけど、
    二次試験はさっきも言った通り基本的に個人戦。
    個人戦と言うか、合格条件は『最下層に辿り着いたもの全員合格』
    と言うものだから、なんなら突破が見込めそうな人たちの後ろを
    着いていくだけでもうまくすれば合格できる可能性がある。」
Aさん「まあ・・・そうだろうねえ。」
Cさん「作中ではなんとなく一次試験のチームのメンバーで固まって、
    あるいはフリーレンとフェルンちゃんみたいに
    元々の仲間同士でチームを組んでダンジョン攻略に挑む事にしたわ。
    その一方、今回の試験でも合格候補筆頭に挙げられるデンケンは
    なるべく多くのメンバーで固まって攻略を目指すべきだと主張したわね。」
Aさん「そうでしたね。」
Bさん「とは言え、実際のところデンケンの考え方は
    何人かで固まって動いて全員で協力して合格を目指そうと言うよりは、
    多少の犠牲が出て少ない人数になっても最下層まで辿り着く事を
    優先しようと言う計算が透けて見えるものではあった。
    そしてその背後には他者を踏み台にしてでも
    自分だけでも合格しようと言う目論見があるのではないかと
    他の受験者たちから勘ぐられ、その結果彼に賛同する人は
    それほど多いわけではなかったよね。」
Aさん「うん、そうだった。
    デンケン的には協力して挑む事の価値を理解できない者が
    最下層に到達できるわけもないと言う考えも
    あったわけだけどね。」
Bさん「ま、でも、こう言う場面だと個々人の性格や物の考え方が
    よく見えて来ますよね。」
Aさん「んん、まあ、そうかも知れないね。」

Bさん「阿部さんなんかは
    フリーレンとフェルンちゃんの後をついて行った
    ゼンゼちゃんの後ろを
    『んん、じゃあ俺も・・・』とか言いながら
    ついて行きそうだもんね。」
Aさん「何言ってくれてんの?」

 そもそも二次試験まで進めないのでは。