相変わらず警察官の不祥事って多いよなぁ…。
『傘をめぐるトラブル 警察庁職員の男を逮捕 男性なぐり重傷負わせたか 大阪・堺』
『府警巡査長、スカート内盗撮「１００回やった」…押収した盗撮動画２２６点持ち出しも』
『福岡県警の警視ら３人、報道関係者や知人に情報漏えい…いずれも複数女性と不適切な交際も』
『少年２人の顔殴ってけがさせた警官を書類送検…三重県警の調べに「酔って覚えていない」』
『【衝撃】110番通報受けて駆けつけ女性にキス 部屋に20分間滞在…飼っていた猫を一緒に触る 34歳男性巡査長を書類送検 警視庁』
『飲み会断られ「一匹おおかみでやっていけるんかい」 男性警部補を処分、兵庫県警』
『拳銃６丁と実弾３０発入りのケースを置き忘れ 署内課室に朝から夕まで 兵庫県警、警察官５人を処分』
『“17日間で現役警察官3人逮捕”の異常事態…覚せい剤使用か 静岡県警の44歳警部補の男逮捕 自ら申し出て発覚【速報】』
『警察の「懲戒処分」“異性関係”がもっとも多いワケ 元警察官が指摘する不祥事の“裏事情”とは？』
そんな数多くの不祥事の中でも、一番印象強く残ったのがこれ。
『勤務中の警部補、ミニパトで４０回ゴルフ練習場へ…制服のまま実弾入った拳銃をベンチに置く』
これ、リアル両さんじゃん！
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の
随分とふてぇ警察官もいたものだ。
逆に「あっぱれ」と言ってやりてぇよ（笑）。
あと、もう一件、どうしても触れておきたい
ニュースが。
『元警察官が “カラ出張” を内部告発し退職… 県警監察官室が調査･捜査認める 代理人「氷山の一角だ」 広島』
正義感のある素晴らしい警察官も
やっぱり中にはいるのだな…。
ほとんどは自らの保身と出世しか考えていない
奴ばかりだと思うけど。
内部告発をして依願退職…
このニュースを知った時、
広島少年院で起きた事件のことを
思い出さずにはいられなかった…。
俺の事件に関わった警察官や検察官の中で、
このように不正があったことを
告発してくれる人はいないのだろうか…。
いや、それは無駄な願いか。
多くの警察官や検察官は、やっぱり自らの
保身と出世のことしか頭にないだろうから…。
『最高裁判所に「上告趣意書」を提出して
すぐの平成２７（２０１５）年７月１３日。
まるで計ったようなタイミングで、警視庁の
関東連合専門の部署にいて、詐欺事件の担当
取り調べ官でもあったイケウチ刑事が
突然部下を連れて会いに来た。
拘置所の連行職員が俺の居室まで来た時、
フロアの担当さんが俺のことを
気遣ってくれてか、「任意なんだから、
無理して行く必要はないぞ」と言ってくれたの
だが、逆に俺からすればイケウチさんに、
いや、警察・検察に対して問い質したいことが
沢山あったので、その旨をフロアの担当さんに
伝え、自分の居室から出た。
イケウチ刑事達が待っていたのは別の
フロアにある取り調べ室。
俺が部屋に入るなりイケウチ刑事は
懐かしそうに俺のことを見て、
「元気だったか？」と笑顔で声を掛けてきて
くれたが、俺は席にも着かず、
「よく文句を言われるのがわかってて
来ましたね。証拠を全部出して下さい。
今、自分がどんな気持ちで生活しているか
わかりますか？ こんなの正義の味方が
やることではないです！」
と、怒気を含んだ口調で言った。
イケウチさんに対してそのように強い口調を
使ったのは、母から何の意味もない調書を
とったと聞いた時以来だった。
するとイケウチさんも立ち上がり、
「ちょっと待ってくれ！ 俺は本当に詐欺事件
しかタッチしてないんだ！」
と慌てた様子で弁解をしていた。
以下、このような会話が続いた。
イケウチ「多分（ドライブレコーダーなどの
証拠は）一課が隠し持っていると思う」
石元「だったら盗んででも持ってきて
下さいよ！」
イケウチ「（部下であるスズキ刑事の方を
見ながら）どこに保管してんだろうな？……
今日も一課に知られると『何の為に行くんです
か？』とか聞かれていろいろとうるさいから
黙って来たんだ」
石元「じゃあ、話のわかる上の人間と直接話を
させて下さい」
イケウチ「お前の気持ちはちゃんと上の人間に
伝えておく。俺がお前の為に出来ることは
見立を捕まえることぐらい。（スズキ刑事に
向かって）フィリピンまで行くか？」
やりとりをしている時俺は、「そりゃないぜ
イケさん」と心の中で思った。
この時スズキ刑事から名刺をいただき、
イケウチ刑事からも説明を受けたのだが、
スズキ刑事はその時六本木事件の捜査本部の
メンバーに入っていた。つまり、事件の
証拠類を管理している立場になるので、
ドライブレコーダーをいつでも持ち出せる
立場にあった。なのでイケウチ刑事の言葉が
表面的なものであることは明らかだったが、
それと同時にイケウチ刑事の置かれている
立場というのも少しは理解してあげないとな、
とは思った。責め苦を受けることがわかって
いても来てくれたのだから。』
「続・反証」より抜粋
