死刑囚の中でも特に | 石元太一のブログ

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 前回の記事で東京拘置所の生活について

 

書いたけど、本当に道仁会の小林哲治会長や

 

死刑囚の人達からは学ぶこと、

 

考えさせられることが多々あったな。

 

そのことについては「続・反証」の方に

 

詳しく書かせてもらったけど、

 

俺にとっては本当に貴重な経験となった。

 

それはハッキリと断言することが出来る。

 

まぁなかなか経験出来ることではないからね。

 

留置場では稲川会の内堀和也会長、

 

拘置所では道仁会の小林哲治会長や

 

死刑囚の人達と共に生活。

 

例えお金を払ったって出来ることではない。

 

誰もが出来る経験ではないのだから、

 

それらの経験は糧、自らの血肉としたい。

 

 

 そんな死刑囚の人達との思い出で、

 

「続・反証」にも書いていない、

 

忘れられない思い出が一つある。

 

それはあのオウム真理教の新実智光さんとの

 

ことなのだが、ある時、俺が自分の読み終えた

 

本を新実さんに差し入れてあげようとしたこと

 

があった。

 

「俺と新実さんとでは、読後に抱く感想は

 

どのように違うのだろう」と、

 

すごく興味があったからだ。

 

だが、すぐに普段接することのない

 

幹部職員の方が俺のところに面接に来て、

 

「石元、申し訳ないが新見にだけは

 

差し入れを行なうのは控えてもらえないか」

 

「そのようなことをしたら、石元まで公安に

 

目をつけられてしまうかもしれないよ」

 

などと言われた。

 

俺がその言葉に対し、「『目をつけられる』

 

なんて言いますけど、今更そんなこと自分が

 

いちいち気にすると思いますか?

 

自分なんかはもうどこで何をしようが、

 

日本にいる限りは目立たずには

 

生活出来ないでしょ」と笑いながら答えると、

 

その幹部職員の方もそれにつられるようにして

 

笑っていたが。

 

 その幹部職員の方は腹を割って話を

 

してくれる方だったので、最終的には

 

その言葉に従うことにしたのだが、

 

当時拘置所側がどれほどオウム関連の

 

死刑囚に対して神経を尖らせていたのかが、

 

よくわかる出来事の一つだった。

 

東京拘置所には今も多くの死刑囚の人達が

 

生活をしているが、その中でもオウム関連の

 

死刑囚の人達というのは特別だったのだろう。

 

「必ず無事に死刑執行を終えなければ

 

ならない」という決意、

 

国からのプレッシャーがあったと思われる。

 

なので自死などは決して許されない。

 

少しでも本人達の精神状態にさざ波が

 

立つようなことは取り除きたかったのでは

 

ないかな。

 

 

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