鶴木次郎のブログ

鶴木次郎のブログ

日々思ったことや、興味深い書籍記述の抜粋引用です。

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先日の投稿記事にて書きましたが、今後、1300記事に到達出来たとしても、この数値自体あまりキリが良いものではないため、その後、1500記事あたりまで継続した方が良いのではないかとも思われますが、そうしますと、ほぼ毎日1記事ずつ作成したとしても7ヶ月程度かかることになりますので、年内での到達は困難であると予想されます。他方、2日毎の新規投稿であれば、来年の夏前頃には達成出来る目算が立ちます。そうしますと、およそ6年で1500記事を作成したことになり、また、その期間、10日のうち6~7日は新規の記事投稿を行ってきたことになります。とはいえ、こうしたハナシは、未だ自身としては、かなり先の雲を掴むようなハナシであり、1500記事への到達については未だ現実感といったものが皆無です・・(苦笑)。

それよりも、当面の目標である、1300記事そして、5年間のブログ継続がどうにか上手く行けば良いと考えています。そして、その先に、さきの1500記事また、6年間のブログ継続が見えてくるのだと云えます・・。とはいえ、これも、何度か述べたことではありますが、これまでの1000記事以上の到達、そして4年間のブログ継続も、自身としては、あまり明確に自覚しないで進めてきたと云えますので、その間(1000記事・4年間と1500記事・6年間)には、あまり大きな違いといったものは存在しないのではないかとも考えています・・。

いや、あるいは、その間には何らかの深い断層があるのかもしれませんが、そうしたものを経験し自覚するのは、結局、自分自身であり、こうしたことに関しては、経験された方々のご意見であっても、自身については、そこまでは参考にはならないのではないかと思われるのです・・。そして、こうしたことを書いていますと、かつて歯科生体材料学分野での研究で、ひたすら試料作製を行っていた時期が思い起こされます・・。この時期は、さまざまな工作機器、分析機器を用いて作業を行い、また、試料作製の間は主に(関連分野の)論文を読んでいました。そして、この論文読みがエスカレートし、後には音読をするようになっていました・・(苦笑)。この時期については、現在考えてみますと、多少おかしくなっていたのではないかとも思われるところですが、しかし、同時に、こうした、おかしくなる(なれる)時期があるからこそ、成長出来る人間も少なからずいるのではないかと私は考えます・・。

 

昨今、典型的知性と非典型的知性と云うコトバを聞くことがありますが、後者の非典型的知性については、特に、さきの「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ(どうにか)知性と呼ぶに値するものを獲得するまでに成長出来るのではないかと考えます。また、同時に人文社会科学分野の研究については、芸術家や文筆家と同様、そうした経験は、半ば必須であると考えます。

そして、こうした(おかしい)行為を、傍目をあまり気にせずに出来るのは、相対的に(他者から見られるという意味での)社会性が乏しい男性が多いことから、古来から思想家や芸術家そして、それらの近現代版とも云える人文社会科学分野の研究者は(変わり者の)男性が多いのではないでしょうか・・(笑)。

佐藤秀明編 新潮社刊『三島由紀夫の言葉 人間の性』pp.100-101
『はっきりいってしまうと、学校とは、だれしも少し気のヘンになる思春期の精神病院なのです。これは実に巧みに運営されていて、入院患者(学生)たちは、決して「私は頭がヘンだ」などと気づかせない仕組みになっている。先生たちも何割か、学生時代のまま頭がヘンな人たちがそろっていて、こういう先生は学生たちとよくウマが合う。何千人という人間のいる学校のなかで、ほんの何人かの先生がこの秘密を知っていて、この秘密を決して洩らさぬように学校経営をやっていく。』
「おわりの美学」(「女性自身 昭和41〈1966〉年2月14日~8月1日)

そしてまた、こうしたことを肯定することにより、社会は徐々に変化していくのではないでしょうか。しかし、この「肯定」については、おそらく、社会における恒常性の多く担っている女性からの強要されたものでない肯定が必要であると考えますが、おそらく、こうしたものは、戦争の敗北などで、社会構造や価値観に大きな変化が生じると、何と云いますか、悪い循環のメカニズムが作動してしまい、緩徐的な自国内部における「カチンの森」のような動きが生じ、その国の文化は衰亡していってしまうのではないかと思われるのです。また、そうした視座から、私はテレビなどに出演されている多くのお笑い芸人やコメンテーターの方々は、無理をして美々しい制服を着用されている赤軍の政治将校のようにも見えます・・(苦笑)。

・・いやしかし、完全犯罪的に、時間をかけて、ある国の文化を滅ぼすのであれば、これはなかなか良い方法であるのかもしれません・・。

ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

 

 


うございます。

先日の投稿記事にて書きましたが、今後、1300記事に到達出来たとしても、この数値自体あまりキリが良いものではないため、その後、1500記事あたりまで継続した方が良いのではないかとも思われますが、そうしますと、ほぼ毎日1記事ずつ作成したとしても7ヶ月程度かかることになりますので、年内での到達は困難であると予想されます。他方、2日毎の新規投稿であれば、来年の夏前頃には達成出来る目算が立ちます。そうしますと、およそ6年で1500記事を作成したことになり、また、その期間、10日のうち6~7日は新規の記事投稿を行ってきたことになります。とはいえ、こうしたハナシは、未だ自身としては、かなり先の雲を掴むようなハナシであり、1500記事への到達については未だ現実感といったものが皆無です・・(苦笑)。

それよりも、当面の目標である、1300記事そして、5年間のブログ継続がどうにか上手く行けば良いと考えています。そして、その先に、さきの1500記事また、6年間のブログ継続が見えてくるのだと云えます・・。とはいえ、これも、何度か述べたことではありますが、これまでの1000記事以上の到達、そして4年間のブログ継続も、自身としては、あまり明確に自覚しないで進めてきたと云えますので、その間(1000記事・4年間と1500記事・6年間)には、あまり大きな違いといったものは存在しないのではないかとも考えています・・。

いや、あるいは、その間には何らかの深い断層があるのかもしれませんが、そうしたものを経験し自覚するのは、結局、自分自身であり、こうしたことに関しては、経験された方々のご意見であっても、自身については、そこまでは参考にはならないのではないかと思われるのです・・。そして、こうしたことを書いていますと、かつて歯科生体材料学分野での研究で、ひたすら試料作製を行っていた時期が思い起こされます・・。この時期は、さまざまな工作機器、分析機器を用いて作業を行い、また、試料作製の間は主に(関連分野の)論文を読んでいました。そして、この論文読みがエスカレートし、後には音読をするようになっていました・・(苦笑)。この時期については、現在考えてみますと、多少おかしくなっていたのではないかとも思われるところですが、しかし、同時に、こうした、おかしくなる(なれる)時期があるからこそ、成長出来る人間も少なからずいるのではないかと私は考えます・・。


昨今、典型的知性と非典型的知性と云うコトバを聞くことがありますが、後者の非典型的知性については、特に、さきの「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ(どうにか)知性と呼ぶに値するものを獲得するまでに成長出来るのではないかと考えます。また、同時に人文社会科学分野の研究については、芸術家や文筆家と同様、そうした経験は、半ば必須であると考えます。

そして、こうした(おかしい)行為を、傍目をあまり気にせずに出来るのは、相対的に(他者から見られるという意味での)社会性が乏しい男性が多いことから、古来から思想家や芸術家そして、それらの近現代版とも云える人文社会科学分野の研究者は(変わり者の)男性が多いのではないでしょうか・・(笑)。

佐藤秀明編 新潮社刊『三島由紀夫の言葉 人間の性』pp.100-101
『はっきりいってしまうと、学校とは、だれしも少し気のヘンになる思春期の精神病院なのです。これは実に巧みに運営されていて、入院患者(学生)たちは、決して「私は頭がヘンだ」などと気づかせない仕組みになっている。先生たちも何割か、学生時代のまま頭がヘンな人たちがそろっていて、こういう先生は学生たちとよくウマが合う。何千人という人間のいる学校のなかで、ほんの何人かの先生がこの秘密を知っていて、この秘密を決して洩らさぬように学校経営をやっていく。』
「おわりの美学」(「女性自身 昭和41〈1969〉年2月14日~8月1日)


そしてまた、こうしたことを肯定することにより、社会は徐々に変化していくのではないでしょうか。しかし、この「肯定」については、おそらく、社会における恒常性の多く担っている女性からの強要されたものでない肯定が必要であると考えますが、おそらく、こうしたものは、戦争の敗北などで、社会構造や価値観に大きな変化が生じると、何と云いますか、悪い循環のメカニズムが作動してしまい、緩徐的な自国内部における「カチンの森」のような動きが生じ、その国の文化は衰亡していってしまうのではないかと思われるのです。また、そうした視座から、私はテレビなどに出演されている多くのお笑い芸人やコメンテーターの方々は、無理をして美々しい制服を着用されている赤軍の政治将校のようにも見えます・・(苦笑)。

・・いやしかし、完全犯罪的に、時間をかけて、ある国の文化を滅ぼすのであれば、これはなかなか良い方法であるのかもしれません・・。

ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
 

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先日来の伊達千広(宗広)による「大勢三転考」は、直近の出張時に持参しなかったことから、その後あまり頁は進んでいませんが、12世紀末の武家政権誕生に至りました。これにより、それまでの、院を含めた朝廷勢力が唯一の権威であった時代が終わり、東国に新たな権威に基づく統治体制が成立しました。

 

これを「大勢三転考」では、朝廷成立時からの自然発生的であった①「骨」(かばね)に重きを置く制度から、7世紀半ば、大化の改新により、朝廷が制定する各種法令によって制度の整備をはかり、より朝廷による統治を十全なものとすることをはかる②「職」(つかさ)の時代への変化、そして、その制度のもとで、下位の軍事専従職としての役割を与えられていた武士が、徐々に力を蓄え、後に12世紀後半、朝廷内での院と天皇方の内紛を契機とし、朝廷に代わる新たな実質的支配者となり、さきの律令制度下の②「職」(つかさ)の時代から、大名・小名などの語源である、本来、地域に勢力を持つものとしての③「名」(みょう)の時代への変化と説明しています。

 

 

そして、当著作が著されたのが、まさに19世紀半ば、所謂、武士勢力による支配末期であることから、著者である伊達千広(宗広)の歴史観は、現在の視点から考えてみても、大変優れたものであると云い得ます。


くわえて、現在、当著作を読み進めているという意味も、自身としては何かしらあるのではないかと考え、半ば戯れに、当著作の視座にて③「名」(みょう)の時代以降の変化を考えてみますと、19世紀後半の明治維新により③「名」(みょう)の時代が終わり、それが④「利益」(利)の時代へと変わり、さらに、今後近い将来にはインターネットを基盤とした情報化社会・工作加工技術の更なる進化発展により④「利益」から、それよりも個々の創造性が重視される⑤「創造」(創)の時代へと変化していくのではなかろうかと考えます。


また、これまでの①「骨」(かばね)から②「職」(つかさ)そして③「名」(みょう)への変遷は、一連の中央集権化政策による地域勢力の衰退と並行しつつ、地域に別の価値観・制度を持つ新たな勢力の形成が為され、その後、内紛を抱えた中央権力が、これら勢力を自家嚢中のものとすることを試みたものの、逆に、この新たな勢力に実質的権力を奪取され、さらには権力そのものの源泉が変化するに至りましたが、この所謂③「名」(みょう)の時代区分においても、さきに述べたような中央集権化による地域の衰退そして、それに対する反動として地域勢力の活性化が潜在的に進行し、それが何らかの契機により顕在化し、内紛が生じ、結果、新たな勢力への支配・権力源泉の移行といった現象が生じるのではないかと思われます。

 

その意味において、ある程度までは、歴史は繰り返すと云えるのだと考えますが、しかし、全く見えないのは、現今、混乱しつつある社会が、今後、どのような具体的な動きによって④「利益」(利)の時代が終焉を迎え⑤「創造」(創)の時代へと移行していくのだろうかということです・・。とはいえ、この「利益」「創造」の時代という考え自体も空想であるのですが、それでも、どのような混乱を通じてかは分かりませんが、近い将来、これまで当然とされていた、「利益」(利)を基準とする価値観が大きく変わり、それに付随し、人間の価値に関しての基準もまた変化していくのではないかと思われるところですが、さて、如何でしょうか・・。


今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

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ある用件にてメッセージを送った文系の師匠から返信が届きました。その文章は、話されている際の冷静な饒舌ぶりとはうって変わり、極めて簡潔なものでした。よく話す方であっても、その文章は簡潔すぎるほどに簡潔な方は、特に研究者に多いと思われます。


この文系の師匠は大変よく話される方であり、また、その内容は、お目にかかった当初は、すぐには理解出来ないことが多かったと記憶しています。そこで、しばしば話の途中で『え、その書籍の題名はなんですか?』とか『あ、その映画作品はツタヤに置いてありますか?』などと、しばしば聞いていました・・(苦笑)。

 

しかしそれは、単位数稼ぎのためでなく、まさに自然な好奇心に基づき、そうした著作を読み、映画作品を観ることにより、師匠の話す内容に、自分なりについて行こうと努力していたのだと云えます。何故ならば、この師匠の専門分野は、私が幼い頃から自信を失うことがなかった分野でもあったからです。とはいえ、さすがにこの師匠に対しては早々に『こりゃ負けた!』と感じ、それと同時に、その話される内容は、自身にとって大変興味深いものであったことから、負けを感じて落ち込むよりも、すぐに『もっと知りたい』と思うに至ったのだと云えます(それが若さが持つ一つの特徴であるのかもしれません・・。)


後になり考えてみますと、こうした人との出会いは重要であり、就中、感性がまだ柔軟な20代~30代はじめの頃のそれは極めて重要であると考えます。その意味で、自身はこの師匠にしろ、他の文系の師匠、そして歯科理工学の師匠と、かなり師匠運には恵まれていたと考えています。あるいは『この運の良さを多少、他の運に分配してくれても良かったのではないか?』とも思うほどです・・(笑)。そしてまた、これら師匠に共通することは、さまざまな場所に移り住んでいるということです。特に、さきの文系の師匠は、私がお目にかかった頃は、長い海外留学から戻ってこられたばかりであり、生粋の日本人であるはずなのに、所々がどうも外国人のように見えたことを割合鮮明に覚えています。しかし、後になって分かったことは、それは長い海外生活の中で染付いた習慣というよりも、もともと、そうした性質を持っておられる方であるということです(笑)。


そしてまた、斯様なことを書いていますと、私も生粋の日本人ではありますが、どうしたわけか、国内にて何度か外国人に間違えられた経験があることが思い出されました・・。一体何故、そのように見られた・判断されたのか今もって分かりませんが、それらは鹿児島市在住時での出来事でした・・。鹿児島のような比較的同質性の強い地域にあっては、よく分からないものの私には『浮く』何かがあった(ある)のかもしれません・・(苦笑)。あるいは服装が地域では一般的なものでなかったのかもしれません。また、その出来事は当時、週一回程度で更新していたミクシイの日記にも書いていたことが、ここまで書いて不図、思い起こされてきました。人間の記憶とは、なかなか面白いものです(笑)。


また、そこで同時に思い起こされたことは、先日のブログにて述べた映画『がんばっていきまっしょい』を私に勧めてくださった知人(この方は、なんと千葉県市川市に在住されていました。)が、私が一人でオプシアミスミの喫茶店にて読書をしていますと、突然、驚かすように現れたことです。しかし、鹿児島在住時には、こちらの知人からのみでなく、複数の方から、こうしたことをされた(してもらった?)記憶がありますので、あるいは私の読書の仕方には、そうした行為を誘発する何かがあるのか(笑)、はたまた、これが当地の方々の悪意のないイタズラの典型であるのか、もしくは、それらが複合したものであるのか分かりませんが、こうしたことも、現在になり振り返ってみますと、なかなか面白いことであるように感じられます・・(笑)。

 

 


今回もまた、ここまで読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます!

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本日の首都圏は元日にしては気温も上昇し、日中に関しては比較的過ごし易かったように思われます。


また、当ブログに関しても本日の投稿は止めておこうと考えていましたが、さきほどブログ閲覧者数を確認したところ、思いの他多くの閲覧者を得ていたことから、書くことにしました。


さて、昨日のブログ記事では、西郷南洲翁(隆盛)のことを題材として取り上げました。


しかし、少し考えてみますと西郷隆盛に限らず、多くの歴史上の人物の個性・性格といったものは、関連するいくつかの書籍・資料などをあたりますと(最近のテレビドラマのような)安易な解釈が出来なくなるのではないかと思われます・・。


これを異言しますと、その人物の行った業績と個性・性格との間に矛盾が見られ「つじつまが合わないことが多い」ということになります。


また、そうした個性・性格を持つ人物が比較的多く見出され且つ、現代に一番近い時代が、維新回天期であると思われます。


おそらく、この維新回天期は、江戸時代、封建制の枠組みに抑えつけられていたさまざまな個性・性格が、枠組み(封建制度)の劣化・弱体化により、そのエネルギーがあふれ出てきた時代であったのではないでしょうか?


そして、そうした時代では、それまでの封建制度内においては有効であった個性・性格よりも、より総合的な、現代でいうところの所謂「人間力」を持っている人物の方が活躍する可能性が高くなると云えます。


西郷隆盛をはじめ、日清・日露戦争(明治維新~太平洋戦争敗戦の前半部)あたりまでに活躍した我が国各界首脳部の多くは、主にこの「人間力」が。その後の我が国各界首脳部に比べ高かったのではないかと思われます。


「ヒトが制度を作り、その後は制度がヒトを作る」と云いますが、近代以降の我が国は、ヒトが制度を作っていた時期(明治維新~太平洋戦争敗戦の前半部)においては、比較的上手く国を運営することが出来ていましたが、その後、制度がヒトを作る時期(同後半部)に入りますと、何といいますか、つじつまは合っているが小さくまとまっている人物たちが各界首脳部におさまるようになり、彼等が国政を主導した結果、数々の失策に続き、太平洋戦争の敗戦に至ったのではないかということが出来るのではないでしょうか?


そして、そのように考えてみますと、焦点を当てるべきは「ヒトを作る制度」になると思われますが、それをより具体的に云いますと「教育制度」であると云えます。


しかしながら、昨今はいざ知らず、少なくとも近代以降の我が国の教育制度は、概ね高い水準を維持していると国際的な見地からも認識されている(た)と評して良いと思います・・。


そうしますと、その「教育制度」の中の如何なる要素が個々の「人間力」の増進に寄与しない、あるいは劣化させるのかと考えてみますと、それは初等・中等そして高等教育に段階分けされる教育制度全般のなかで、特に高等教育にて、そうした傾向が強いのではないかと思われます・・。


とはいえ、こうしたことは同じく昨今、さまざまなところで主張されていることであり、ここで特に強調しておきたいことは、そうした我が国高等教育の変革の必要性が認識されるにしても、その具体的な変革が反知性的な方向に舵を切らないようにした方が良い、あるいは卒業、修了後の社会において必要とされる技能、知識の獲得により重点を置くことは、むしろ歓迎すべきことではあるのですが、同時にそれが教養といった『ある種の学問への能動性』の活性化に寄与せず、逆に、その芽を摘み取ってしまうことにならないよう細心の注意をもって推し進めて頂きたいということです。

 

そして、これが現今の我が国高等教育およびその変革にて極めて重要なことであるように思われます・・。


また、多少蛇足気味ではありますが追記しますと、近代以降の我が国は、そうした(一見些細な)ことを蔑ろにした結果、どうも変な方向に行ってしまっているのではないかと思われることがあります・・。


しかし、これもまた煎じ詰めると、我が国の極度に此岸性を重視する性質(国民性としての執拗低音、バッソ・オスティナート)の結果であるのかもしれませんが・・。

 

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

 

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昨日の記事投稿により総投稿記事数が1261に達し、今後30数記事の新規投稿により、1300記事まで到達します。また、記事投稿ペースにつきましては、概ね2日に1記事の投稿で5月中での到達が可能になり、同時に、当ブログ開始から丸5年を迎える6月22日までの1300記事以上の投稿は、さきの投稿ペースをある程度守ることにより、特に無理なく達成出来るものと考えます。


さて、先日来から読み進めている伊達千広(宗広)による「大勢三転考」は、その後、さらに頁が進みましたが、未だ7世紀半ば、律令制初期の記述となっています。この頃に一応確立した律令制度により、当時の我が国は、より中央集権的な国家としてのカタチを整え、他方で、土着豪族の勢力が削がれることとなり、それが8世紀を通じて行われ、そして9世紀初頭、平安時代初期には、この律令制度が形骸化しつつあるとの認識から、それを引締め、再び、中央集権化をはかる施策がたびたび行われましたが、そうした施策は、主として新たな法令の制定や、その改編といった条文的なものに留まり、実効性は乏しく、くわえて、8世紀末、桓武天皇の御代における、それまで全国に配備されていた国の軍事組織である軍団の廃止により、中央権力強化のための推進力、また維持機能が大きく損なわれ、以降、全国的な治安の悪化を招き、そこから後世における武士団誕生の環境が成立したとも云えます。

 

とはいえ、当著作は、こうした時系列的な歴史記述よりも、主として記紀に記されているさまざまな説話・挿話に基づき解説しつつ論を進めるといった書きぶりであると云えます。そして、これを少し考えてみますと、当著作が著された19世紀中頃の江戸時代末期においては、現在の我々が慣れ親しんでいる、おそらくは西洋に端を発する、所謂、科学的にして直線的な書きぶりは一般的ではなく、こうした記紀からの説話・挿話を用いて外側から自説を固めつつ解説していく、いわば一種、帰納法的とも云える書き振りが主流であり、また学術的であるとされていたのではないかと考えられます。


こうした書きぶりは、たしかに現在の我々が読んでみますと、その要旨が何であるのかを(すぐに)理解するのにはいくらか苦労しますが、しかし一方で、歴史などの理解においては、あるいはこちらの方が、用いることが可能な説話や挿話といった歴史についての情報が多ければ、より精緻な思索が可能になるようにも思われました・・。


また、そうしたことを考えさせられるという点においても、やはり当著作は面白く、そしてまた有意義であると思われるのですが、さて如何でしょうか。


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どのような理由によるものか分かりませんが、特に季節の変わり目は、スムーズな記事作成が困難と感じられる日が多いと云えます・・(苦笑)。

 

ここ最近に投稿した記事を眺めてみますと、去る2月初旬以降に投稿した記事の多くは、あれこれ苦心して作成していた記憶があり、そこから3月に入りますと、さらに強くなり、本日に至っては「さて、どうしたものかな・・。」と感じつつ先程、記事作成を始めた次第です・・(苦笑)。


他方、投稿記事数の方は、今回の記事投稿によって1258に至り、1300記事到達まで残り40記事に迫ろうとしています。そこから、たとえスムーズには行かなくとも、毎回の記事作成が重要であると云えるのですが、その視座から、これまでを振り返ってみますと、書籍からの抜粋引用も時折はありますが、それでも、ここまでよく続けてきたとも感じられます。


そしてまた、現在のような所謂スランプ状態においては、こうした感慨をも題材として記事を作成することは、頻繁でなく時々であれば、そこまで悪いことではないようにも感じられます。


さて、ここ最近は、先日投稿の記事にて述べました「三寒四温」が、もう一段階温暖化して巡って来ているように感じられます。そこから、あるいはブログ記事作成などにおいては、暑さ寒さ何れであっても、安定している時期の方が適しているのかもしれないと思われるのですが、たしかに冒頭で述べたように、季節の変わり目は記事作成に苦慮し、多く頭を抱えていた記憶があります。


そこから夏に近づいてきますと、徐々に活性が上がり、何と云いますか「勢いに乗って」記事作成が出来るようになってくるのです・・。そこから、また寒くなってきますと、精神も収縮し、文章の内向的な傾向は強くなり、さらに悲観的内容の記事をより多く作成するようになると云えます・・。


無論、それ一辺倒ではありませんが、たしかにそうした傾向は存在し、そこをどのように自分自身を御し、記事作成を継続することも、なかなか面白いところであるのかもしれません。また、ブログ記事の作成に関しては、とりあえず、御する自身を知るためにも、当初、ある程度の期間の継続が必要であると考えますが、おそらく、この期間が思いのほかに長く、毎日の投稿であっても、数カ月~1年程度要するのではないかと思われます・・。そして、そこから先も決して記事作成が容易になるわけではありませんが、他方で、それに慣れることにより、幾分かの不安定さは残りますが、どうにか「安定した継続」と評することが出来る状態になると云えます。


また、さらに、そこから2年程度継続しますと、当初と比べますと、多少記事作成がスムーズになりますが、同時に体質の変化のようなものが生じ、より多くの時間、ブログのことを半ば無意識下においても考えるようになり、さらに、面白いことには、内側から生じるコトバが、ブログでの文章のコトバと近似してくるのです・・(苦笑)。


しかし、ここで重要と思われることは、それ以前は内面のコトバが明瞭に聞こえていたのか。あるいは、内面の動きに精確にコトバを当て嵌めて考えていたのか。であると云えますが、実のところ、この継続期間において、徐々に自身の用いるコトバが内面での動きと連動するようになり、そして、本来目に見えず、認識し難い内面での動きに対し、しなやかなコトバの衣を被せ、内面での動きを言語によって(ある程度精確に)表現・トレースすることが、どうにか出来るようになったのではないかと思われるのです。これにつきましては、全身に繃帯を巻いた透明人間の姿を思い起こして頂きますと、その様相を理解して頂けるのではないかと思われます・・(笑)。


また、ここまで書いていて不図、思い起こされたことは、こうしたことは、現在読み進めている伊達千広(宗広)著「大勢三転考」での記述とも関連があるのではないかと云うことです。つまり、本来目に見えず、形状化し難い「歴史」に対する理解の仕方は、現在においてはコトバを用いる以外になく、また、その方法は、さきの内面とコトバの連動とも同様・類似したメカニズムといったものがあるのではないかと思われるのですが、さて、如何でしょうか・・。


今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

 

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https://www.youtube.com/watch?v=D3chmSb2-R0

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 2020年4月開設

 

https://www.youtube.com/watch?v=tgIGifgshro&t=6s

九州看護福祉大学 オープンキャンパス

 

https://www.youtube.com/watch?v=tWisSfRY2gw&t=7s

日本福祉大学オープンキャンパス

 

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鶴木クリニック医科・歯科

https://www.youtube.com/watch?v=YW4KSx8NGTA

今回の新規投稿を含め45記事の投稿により、総投稿記事数が1300に到達します。また、今後、毎日1記事のコンスタントな投稿は困難であるとは思われますが、それでも、6月前には1300記事に到達出来ればと、少し考えを変えました。また、それに加え少し以前から、こうした文章の作成によって生きていくこと、あるいはその一つの柱とすることが出来れば、とも考えるようになってきましたが未だ、その道筋はまるで見えませんので、とりあえずは1300記事、そして丸5年間の継続までは、あまり考えずに記事作成を続けて行こうと思います(笑)。


ネットで調べてみますと2年間のブログ継続(3カ月に1記事の更新にて継続と判断)は全体の10%程度とのことであり、そうしたことから、とりあえず4年間は続いている当ブログは「多少はスゴイのかな?」と思うところですが、そうした実感は全く湧いてきません。それよりも、意識的ではなくとも、そうした環境を提供してくれた周囲の環境をありがたく思い、また、睡眠時間を削ってまで記事作成を行っていた開始当初の2年間程は、現在もそうであるかもしれませんが、何かに憑かれていたのではないかとすら思われます・・(苦笑)。

ブログは一年続くの?読者数は?2万件のはてなブログで分析する


さて、一言で「憑かれていた」と表現しましたが、それはおそらく、一種の強迫観念のようなものであり、現在では、さきの期間と比べますとかなり和らいだとは云えますが、それでも、全くなくなったわけではなく、具体的に云いますと、書籍を選ぶ際においても「これはブログ記事のネタになりそうだ。」などと考えてしまったり、あるいは移動中などに不図、何かしら面白そうな考えが浮かびますと、それを忘れないようにメモをしたり、持参している書籍に書きこんだり、あるいは口遊んだりといった行動をするようになり、見様によれば「退行」ともとれる行動をするようになったと云えます・・(苦笑)。


しかしながら、心理学の考えでは「創造的退行」というコトバがあるようで、さきの行動も、また(いささか勝手ながら)見様によれば「創造的退行」ともとることが出来るのではないかとも思われるのです。また、こうした考えを、大きな歴史の流れに当て嵌めて考えてみても面白いように思われます・・。


秩序立った社会を「進化」したものと考えるならば、その反対の「退行」とは、秩序が混乱している社会であると云えます。また、創造的な活動全般に関しては、秩序立った社会であるよりも、混乱とは行かなくとも、さまざまな価値観が混在、混沌として揺れ動いている社会の方が、より活発に為される傾向があるのではないかと思われます・・。


また、混乱や混沌の状態からはじまり、そこから秩序の形成に至るまでの流れやリズムに関連して創造的活動の顕れ様も変化していくのではないかと思われます。そして、そこから、ある国や地域が持つ特徴といったものもボンヤリとながら見えてくるのではないかと思われますが、さて如何でしょうか?

 

https://www.youtube.com/watch?v=D3chmSb2-R0

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 2020年4月開設

 

https://www.youtube.com/watch?v=tgIGifgshro&t=6s

九州看護福祉大学 オープンキャンパス

 

https://www.youtube.com/watch?v=tWisSfRY2gw&t=7s

 

日本福祉大学オープンキャンパス

 

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ISBN978-4-263-46420-5

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鶴木クリニック医科・歯科

https://www.youtube.com/watch?v=YW4KSx8NGTA

 

『形態を見ることは、ある存在をその生の全体的で統一的な充溢において認識することである限り、革命的な行為である。道徳的美的評価も学問的評価も超えたところで起こるという点に、この出来事の大いなる優越性が存在する。

 

このような領域でまず重要なことは、あるものが善か悪か、美か醜か、誤か正かということでなく、それがいかなる形態に属するのかということである。これとともに、十九世紀に正義という語の下に理解されていたもの全てと全く相容れないような仕方で、責任の範囲が拡大する。

 

すなわち個々人がどの形態に属するのかということが、彼の身分証明となったり、また罪となったりするのである。このことが認識され承認される瞬間に、非常に人工的となった生が自らを保護するために設けた、あの恐ろしく複雑な装置は崩壊する。

 

なぜなら、我々がこの研究の冒頭で「野生の無垢」と名づけたあの態度は、もはやそれを必要としないからである。これは存在による生の修正であり、生の新たないっそう大きな可能性を認識する者は、徹底的に遂行されるこの修正を歓迎する。

 

新たないっそう大胆な生を準備するための手段の一つは、解き放たれて独断的となった精神の価値基準を否定すること、市民時代に人間に対して行われてきた教育作業を破壊することにある。このことが根本から遂行されるためには、そしてこのことが世界を百五十年ほど前に逆戻りさせる一種の反動として遂行されないようにするためには、この学校を最後まで通過してしまうことが必要である。

 

いまや重要なことは、次のような捨て身の確信を持つ類いの人間を教育することである。

 

すなわち抽象的な正義や自由な研究や芸術家的良心などの主張は、市民的自由の世界内部で一般に認められうる審級よりももっと高い審級の法廷で自らを証明しなければならない、という確信がそれである。

 

このことがまず思考において行われるとするならば、それは、敵とは敵の得意分野で戦うべきである、という理由からである。生に対する精神の反逆への最善の応答は、精神に対する精神の反逆である。我々の時代を高度かつ残酷に享受するためには、この爆破作業に参加することが不可欠である。』

 

エルンスト・ユンガー

おかげさまで先日投稿の「読書による性質の変化について」が、アメーバブログにて人気記事にランクイン(30位)となりました。これまでに幾度かランクインさせて頂いていますが、未だにその判断基準がよく分かりません・・。とはいえ、それでもランクインはいくらか嬉しいものであり、もうしばらく記事作成を継続してみようという気にさせてくれます・・(笑)。

 

さて、昨日の記事作成時にはすっかり忘れていましたが、昨晩、就寝前に買置きし、未だ読んでいない書籍があることを思い出しました。それは筑摩書房の「日本の思想」という全集の第6巻であり、当巻に収録されている伊達宗広(千広)による「大勢三転考」を読みたいと考え購入していました。

 

「大勢三転考」も、さきの「読書による性質の変化について」で出ました山本七平による著作で知り、興味を持った著作であるのですが、さらに面白いことは、当著作の著者である伊達宗広(千広)は、これまた当ブログにて度々とり上げた陸奥宗光の実父であるということです・・。

 

ある程度書籍を読み、そして自分の好みのようなものが出てくるようになりますと、こうした、しょうもないですが、面白いことが生じるのではないかと思われます(笑)。

 

ともあれ、そうした経緯にて昨日から「大勢三転考」を読み始めた次第ですが、幸いなことには、そこまで文量が多くなく、また現代語訳が下段に附記されていることから、比較的読み易いのですが、しかし、肝心の意味がイマイチよく分かりません・・(苦笑)。

 

こうした時は、上段記載の原文と比較し、吟味しつつ読み進めるのが良いと思われるため、多少面倒ではありますが、自分なりに意味が通るようになるまで読んでみようと思います。また、こうした著作は読み進めるにつれ、慣れてくるといった部分も少なからずあるのではないかと思われます。

 

分かってもいないのに書くことは、気が引けますが、大まかに、この「大勢三転考」は、一種の歴史論であると云え、そこでは、我が国の歴史では、人間の価値を決める主な要因が二度大きく変化したとしています。先ずはじめが骨(かばね)の時代、次いで職(つかさ)の時代、そして名(みょう)の時代としてします。とはいえ、今現在、骨(かばね)の時代についての記述を読んでおり、イマイチその内容を掴んでいませんので、おいおい分かってきましたら、あらためて記事として書いてみようと思います。


こうした江戸時代末期に書かれた当著作もまた、なかなか面白く、現代の研究者や著述家があまり書きそうもないような記述に出会いますと「はああ、なるほどお・・!」といった感覚を覚えるわけですが、そうした時に一瞬、その時代の時代精神あるいは時代の情景といったものが脳裏に浮かぶことがありますが、これはなかなか面白く、あるいはこうしたことを継続していきますと、意識的に、その書かれた時代の時代精神に身を置いて考えること、あるいは感覚のスイッチを切り替えるようなことが出来るようになるのかもしれません・・。


そして、このようなことを考えてみますと、次にウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」の記述が思い出されるわけですが、とりあえず本日はこのあたりで止めておこうと思います。

 

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

 

順天堂大学保健医療学部

 

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日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 2020年4月開設

 

https://www.youtube.com/watch?v=tgIGifgshro&t=6s

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一般社団法人大学支援機構

 

 

サイバー・ホスピタル

 

鶴木クリニック医科・歯科

https://www.youtube.com/watch?v=YW4KSx8NGTA