2023年3月31日(日)


ご遺族に写真を


​久しぶりにmixiを開き、大学生の頃の日記を読み直しました。


どうしてかというと、たまに思い出しては頭の片隅にくっついて離れない事があったからです。


二十歳そこそこの私は、バックパッカーに憧れて、よくアジアを放浪してました。



2007年にタイに行った時、ゲストハウスで出会った日本人女性が、その翌日強盗に遭い、お亡くなりになりました。


17年経った今も犯人は捕まっておらず、時効が近づいていると記事で読みました。


https://www.jiji.com/sp/article?k=2024021300895&g=int


ご遺族のお気持ちを思うと、今でも胸が苦しくなります…



アユタヤのゲストハウスで、たまたま居合わせた日本人6人。すぐに打ち解けて、ワイワイと旅の話をしながら夕飯を食べたり、オーナーのけっトラの荷台に乗せてもらいナイトツアーに行ったりしました。



帰国後ニュースで事件を知りました。

ゲストハウスで出会った方から連絡を受けて、葬儀から1か月後くらいにお線香をあげにご自宅へ伺いました。


お母さんが、何度も席を立って涙を流しておられたことを覚えています。


色んなお話をお聞きしましたが、事件については、あまり触れられませんでした。


ただ、貴重品もカメラも盗られてしまったために、ご遺族は、彼女のタイ旅行の様子を知ることができないだろうと内心ひっかかっておりました。


私のカメラには、彼女が写った写真があるはず…当時は、現像してお写真をお渡しすることまで頭が回りませんでした。


その時の写真を、ご遺族にお渡しできないだろうか…


17年も経って、住所も分からなくなってしまい、渡そうにも方法がありませんでした。


もし、お渡しできたとしても、今さら何で?と思われるかもしれない。


写っている男性を見て、犯人では?と疑いの目で見られてしまうかもしれない。


悶々としていたところ、彼女が所属していた劇団のブログにあるメールアドレスに、この経緯をお伝えすることを思いつきました。


めちゃくちゃ勇気を振り絞って、メールを送ったところ…


快く協力してくださるとお返事が!


見ず知らずの私を信用して、写真を届ける仲介役になってくださること、心より感謝いたします。



あとは、手紙を添えて写真を送るだけ。


うーん


何と伝えたらよいものか…


ペンが進まない…