リクルート、そう、就職採用のことです。

MITの学生のコリン・ファレルはとても優秀で主席。

DELLの採用担当者も欲しがる人物。

彼を欲しいのはDELLだけではなく、CIAも…


アメリカにはCIAという就職先がある、ということだけでもすごいです。

どんな人が勤めてるんでしょうか…

MIT主席レベルの人たちばかりなんでしょうか…恐い…


で、そんなコリン・ファレルが、CIAのトレーニングを受けるという話。

「すべてがテストだ」

という教官の話を裏付けるように、同じ訓練生の女性に騙されたり

他国のスパイに拉致され拷問されたことすらテストだったり。

これによって、見ている側もどこからどこまでテストなのか、

という気持ちになります。

主人公の境遇もコロコロと変わっていくので、ばたばたしてます。


ストーリー的には、普通です。

スパイ、二重スパイ、でも黒幕は…という感じで、よくある感じです。

後半はそのスパイ活動のような話になるのですが、

ちょっと薄っぺらいかんじです。


でも、CIAという謎な組織の「採用」というテーマは面白いと思いました。

ありえないような、ほんとにやってるのかな…って思ったり。

CIAへ入ることはお金でもセックスでも名声でもない、ただ正義のために。

給料安いんですかね?

CIAでは他の職に就いているように偽装しているスパイと

NOCという存在すら消されたスパイが存在しているとか、

NOCは命を落としても戦死者のように名誉を受けるわけでもなく、

存在が無かったことになるだけ、星になるだけだとか、

ほんとかどうかは分からないけど、面白いです。


アメリカの企業の採用活動とか、CIAのとか、興味深深です。

コリン・ファレルの身になって見たらたまんないです…


★★★☆☆


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