やっぱりテンポは早い。
前作と同じで映画の中でシーズンの始めから終わりまで。
その中で複数の選手の変化が描かれているわけだから、
それぞれは結構薄い印象、一瞬で心の変化や復活が起こったりする。
もっと絞って描いたらもっとスポーツ感が出ていいかなと、
まあこれは僕の好みですが。
で、前作でリーグ優勝した選手たちは今シーズン様変わり。
スター気分、CMや映画出演、改宗、オーナーになったり…
ってことで本業の野球はぼろぼろ、
将来のことを考えたり自分のプレーを忘れたり。
さらに監督も入院してチームはもう大変な状態。
今回チームを復活させたのは、ピッチャーに返球できない新人キャッチャー。
彼のひたむきなプレーに選手たちも目覚めるわけです。
何か人に影響を与えるのは、必死にプレーする姿なんですね。
あと石橋貴明。そう、石橋貴明が出演しているんです。
どういう経緯で出演したのかは分かりませんが、結構出てる時間も多いし、
決してちょい役ではないところがすごい。
この変な日本人の影響で復活した選手もいます。
笑顔で日本語で文句を言うシーン、石橋貴明らしい…
さらにオーナーに戻った女オーナー。
皮肉なことにオーナーが戻るとチームの調子は上向きに。
前作でチームを一致団結させたのもオーナーだし、
実はあのオーナーが勝利の女神なんですね。
インディアンズファンの三人組、面白いです。
チャーリー・シーンのふがいなさにアンチインディアンズとなった1人。
ワイルド・シングの替え歌で文句ばっかり言ってるけど
しっかり毎回球状に足を運んでる。
まさに大ファン、かわいさ余って…ってやつですかね。
この三人組を始め、このシリーズには御なじみの人、
実況アナウンサーと喋らない解説者、日本人のグラウンド整備員など、
毎回出てくる脇役ってのは、シリーズものを見る楽しみでもありますね。
★★☆☆☆
ワイルド・シングの曲いいですね。

