大阪ア―ト旅②太陽の塔内は異次元世界 | ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ

━英語通訳者の備忘録━

ツアー2日目は雨も上がり晴天に恵まれた。


voco大阪のファサ―ド。





外国人団体客の長い列に40分ほど並んでやっと朝食。





おかもち風の三段引き出しに入った和食は大正解。


サラダ/フル―ツ/コ―ルドカット/ドリンク等はセルフで。


味も見た目も評判通りでとても美味しく頂いた。







10時前に出発し約40分で吹田市の万博記念公園に到着。


「太陽の塔内部見学」はツアーのメインイベント。


「完全予約制」という点をアピールしている。


だが当初から興味無し。


万博は高1の学校行事で見学したのに記憶がほぼゼロ。


何を見たか覚えていない。


太陽の塔も岡本太郎氏の強烈な個性に隠れた感があった。


ところが あれから54年。


後ろ姿が目に入ったとたんテンションアップ!





高さ70m 
基底部直径20m
腕の長さ25m

西洋の美的基準からも日本の伝統からも外れている。

唯一無二の存在感だ。


どの角度から見ても凛々しく頼もしく愛嬌がある。


半世紀も威風堂々と立つ日本の守護神のように見える。








腹部の太陽の顔は現在
頂部の黄金の顔は未来
背部の黒い太陽は過去

「人の心身の内で人類の過去/現在/未来が輪廻する」...

岡本太郎氏の考えと万博のテ―マが合致したらしい。

ただ記念公園側は「自由な解釈で感じて欲しい」と言う。

もちろん記念撮影は必須。




内部見学前に公園スタッフの説明を伺い冊子を頂く。

2016年10月に耐震補強と内部再生工事がスタート。

2018年3月に塔内部の一般公開が始まった。

スマホ落下の危険があるため撮影は1階からだけ可能だ。

足を踏み入れたとたん そこは摩訶不思議な世界。






岡本太郎ワ―ルドが爆発。






1階フロアから頂部まで「生命の樹」がそびえ立つ。

枝には33種類の「いきものたち」が乗っている。





ここから5階まで145段の階段を昇って行く。

上は階段が狭いので事前予約でエレベーターに乗れるが...

見られるオブジェが少なくなるので残念かもしれない。

私は階段を使用。

予想外に楽に昇れた。





撮影はできなかったが...


アメ―バ クラゲ 太陽虫

アンモナイト 巻貝 サソリ


メソサウルス

プテラノドン

エダフォサウルス


マンモス

クロマニヨン人

ネアンデルタ―ル人 

チンパンジー 等々


進化を表した292体の「いきものたち」を堪能できた。









腕の中に張り巡らされた鉄骨も赤や紫にライトアップ。


覗く者を奥に吸い込みそうな怪しい魔力を放っている。


54年経って初めて岡本太郎の突き抜けた世界観に触れた。


それだけで嬉しく大満足。


次は芦屋に。


(続く)


🎀アマゾンから発売中🎀