部活(運動部)をしている生徒にとって勉強と部活の両立は永遠のテーマです
そのことで思い出される生徒が石研にいました
その男の子は部活の中でもとくに激しい練習で有名な部活に入っていて
その練習は過激を極めました。もちろん土・日も練習です
平日も朝練・午後連はあたりまえ 塾に来るとくたくた状態 よく続くなぁとある意味感心してました
当然成績はあまりよくなく、お母さんはとても心配をされていたようです
ただ、本人はとても明るくいい子でどんなに疲れても塾には休まず来ていました
冬休みが近くなった中2の12月
「塾長、僕ほんとは冬講(冬の講習会)にでたいんすけど、冬休み中も練習なんででられない…」
「あっ、そうか。わかった。部活がんばれナ」
ところが、1月4日に急に教室に本人が現れて
「塾長、今日から冬講きていいっすか?友だちがどんどん勉強してるんでやらなくっちゃまずいっすよ
「いいよ。来いよ。」
「ありがとうございます。俺、今からで間に合いますかね?
「とにかく、今日からやろうぜ。」
と言うことで1月4日からやり出したら、すごい、すごい 猛烈にやりだしました。
今まで勉強してなかったことで勉強に飢えてた(?)ように毎日ほかの人の2~3倍やっていくんです。
それからは、おもしろいように成績がぐんぐん上がりに上がりまくって
とうとう学年順位が190番ぐらいから20番台にまでのぼりつめました。
そして、見事に八千代高校合格(もっと上の高校にもいけたのでしょうが、部下の関係で)
なんと、高校に行っても石研でどうしても勉強したいということで
高校生になって自宅が転居したにもかかわらず、電車で週2回部活帰りに石研で勉強
現役で東京理科大に進学、大学でも部活と勉強を両立し
ある大手の一流会社に就職してから
ある時石研にぷらっと遊びに来てくれました(なんと滋賀から)
彼いわく
「僕にとって中2の冬休みに年明けから冬講に参加させてもらったことが
おおきな転機でした。本当なら途中参加なんてできないのに、塾長がいいよって言ってくれて
あの時なんか俺はやらなくちゃってすごくおもって…
塾長、僕のような生徒がいたら見捨てないでやってください。」
その生徒の成績の伸びは当時学校中で評判になり、石研の評価が上がった(?)ようです
子どもはいつ伸びるのかわかりません。
じっと見つめていよう。
そう心に刻み付けた生徒さんでした