長い(?)石研の歴史のなかで 思い出にのこる多数の生徒の中から
石研伝説を作った生徒 その2
15年以上前のことです。一人のひ弱そうな中学1年生が入塾しました。T君といいました。
でも、みるみる元気になって部活はバレーボール部に入部しました。
勉強もいつの間にかぐんぐん成績を伸ばし続け2年の2学期頃からはとうとう学年1位です。
そのままトップを守り続け、高校は県立千葉高校(千葉県トップ校)にかるく合格。
高校に入っても県千葉で学年10位以内をキープ。一ツ橋大学に入学というエリートコース驀進。
イヤーすごかったです。
その子が中3の受験近くの時の言葉が今でも忘れられません。
国語の指導をしていた時です。
「塾長、これで文法がよく理解できました。ありがとうございました」
「君はよくやった。もう大丈夫。君ならどこを受けても合格できるよ」
「塾長、ほんとに3年間ありがとうございました。実は塾長に聞いて欲しいことがあるんです」
「僕って中1で石研に入れてもらったんですけど、最初は身体も小さかったし勉強だって
あんまりできるほうじゃなかったじゃないですか
「でも、すこしがんばったら、勉強がわかるようになって成績が上がったんです
「なのに、塾長はそんな僕のことちっともほめてくれなかった
「どうしてだろうって思って、それなら、塾長がすごいってほめてくれるまでがんばってやるって思って
「それで、学年で1番とって、それなのにそれでもすごいねって言ってくれなかった
「でも、今日やっとほめてくれたでしょ?うれしいです。受験がんばります」
私はT君を心の中ではいつもほめてた。でも、この子は絶対すごく伸びる子だって
思ってたので、なぜか口には出せなかった
君なら1番はあたり前だよね って気持ちで。
T君は今でも年賀状を毎年届けてくれます。今は法曹界で活躍中です。