砂浜に打ち上がったマイワシの謎 | 能登のさかな

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能登は四季折々にいろんな魚が水揚げされます。お魚屋やさんではみられない魚も海辺や市場に行けば沢山みることができます。そんな魚たちを紹介していきたいと思います。

 今年に入ってから、砂浜に打ち上がったマイワシが話題になっています。

びっくり

 

 最初は北海道の斜里町でした。1月15日、オホーツク海に面した海岸で数キロにわたり、大量のイワシが打ち上がったと報道されました(映像を見る限りマイワシです)。

 

 網走水産試験場では、原因は分からないとしつつも、冬に本州へ南下する途中に何らかの理由でオホーツク海に取り残され、海水温の低下で弱り、大量死した可能性があるとコメントしています。

ガーン

 

 次は、新潟県糸魚川市でした。2月7日、砂浜で250mにわたり大量のイワシが打ち上がり、二段三段に積み重なったと報道されました(映像を見る限りマイワシです)。

 

 新潟県水産海洋研究所では、原因は分からないとしつつも、イルカなどに追われて打ち上げられた可能性もあるとコメントしています。

 

 直近では、富山県高岡市の海岸です。2月13日、砂浜で1キロにわたり大量のイワシが打ち上がったと報道されました(現地で確認したらマイワシでした)。

 

 富山県の水産研究所では、原因は分からないとしつつも、直近の海面水温は暖かく、水温の低下で弱って漂着したとは考えにくいとコメントしています。また魚津水族館では、富山湾内に入ってきたイルカやほかの魚に追われて沿岸まで来た可能性があるとコメントしています。

ガーン

 

 いずれにしても、原因については推測の域をでません。頻繁に起こる現象ではあれば、原因究明の手がかりがつかめるかもしれませんが、ごくまれに起こる現象では謎は謎のままで終わりそうです。

笑い泣き笑い泣き笑い泣き 

 

高岡市雨晴海岸

 

雨晴海岸に打ち上がったマイワシ(黄色の線)

 

氷見市島尾海岸に打ち上がったマイワシ