マスノスケと聞いてわかる人はさかな通でしょう。キングサーモンの方が知られているのではないでしょうか。
サケ属の中で最大で、体長147cmの超大物が記録されています。まさしく鮭の王様ですよね。ちなみにマスノスケは鱒之介と書くそうです。昔、国司の次官を介といい、地方で一番偉い官位だったので、鱒の親分格を意味しているという説があります。う~ん、わかりにくい。
北海道から東北の太平洋側を回遊しているものが漁獲されますが、日本海でもわずかながら水揚げされます。実は、能登半島でも1999年と2013年に漁獲された記録があります。ビックリです。
サケの仲間の中で値段も王様級です。馴染みのない魚ですが、十数年前に一度だけ食べたことがあります。知り合いが北海道の漁師さんと懇意にしていたので、共同で直接購入することができました。
マスノスケの形態的な特徴は尾びれにあるのですが、頭と切り身の写真しか残っていませんでした。残念!それでも、頭の写真から王様の風格が感じられませんか?
切り身は塩焼きにして食べましたが、強烈なうま味が口の中にひろがり、うっとりとしたことを覚えています。値段のことが頭にあったことは否めませんが・・・・・。
当然、頭も捨てずに食べました。醤油・みりん・酒の調味液に一晩つけて焼いて食べました。食べてるときは美味しかったのですが、その後酔っ払ったような感じになりました。欲張って食べ過ぎたのでしょうか。不思議です。
宝くじでも当たったら1尾丸ごと買おうかな。でも宝くじを買わないので永遠に無理?
北海道産マスノスケ
北海道産マスノスケの切り身