縦縞なのにヨコスジフエダイなのは何故? | 能登のさかな

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能登は四季折々にいろんな魚が水揚げされます。お魚屋やさんではみられない魚も海辺や市場に行けば沢山みることができます。そんな魚たちを紹介していきたいと思います。

 魚の縦縞・横縞をどのように見分けるのかをご存知ですか?実は、頭を上にしてつり下げた状態で縦横・横縞を判断します。

 

 下の写真のように、図鑑の魚は背を上にして横たえるように描かれていますよね。ですから、横縞のように見えますが、実は縦縞になるというわけです。

びっくり

 

 といいうことは、縦縞なのにヨコスジフエダイという名前になります。名付けた人には、それなりの理由があったのでしょうが、何故?と思ってしまいます。ちょっと混乱?を招く名前ですね。

笑い泣き

 

 

 この魚を初めて見たのは、約10年前です。市場で見慣れない魚がいると思い、名前を調べるとヨコスジフエダイだということがわかりました。

 

 ヨコスジフエダイは南日本に分布するフエダイ科の一種で全長40cmほどに成長します。石川県では見慣れない魚のひとつで、市場で見かけるのは全長20cm前後のものです。

 

 市場で初めて見かけた数ヶ月後、金沢港の釣り体験教室のお手伝いをしていたら、参加者の一人が全長10cmほどのヨコスジフエダイを釣り上げていました。身近な魚なんだと、ちょっと驚きでした。

びっくり

 

 魚の分布は水温環境で大きく左右されます。日本海の水温変化に伴って見慣れない魚種が増えているのかもしれませんね。興味はつきません。

爆笑