ヨロイメバルを見分ける眼 | 能登のさかな

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能登は四季折々にいろんな魚が水揚げされます。お魚屋やさんではみられない魚も海辺や市場に行けば沢山みることができます。そんな魚たちを紹介していきたいと思います。

 市場でたくさんの魚を見ていると、目が慣れてきて、似ている魚を見分ける力がついてきます。そうすると、「あれっ!これって、いつも見ている種類と違うんじゃない?」と気づくことがあります。

ニコニコ

 

 ヨロイメバルもそんな魚のひとつです。カサゴにしては色合いがちょっと違うなという違和感を覚えました。写真を撮って図鑑で調べてみるとヨロイメバルでした。漁師さんや市場関係者の足元にも及ばない私の観察眼ですが、少しずつ向上しているのではないでしょうか。

 

 多分・・・・・。

えーん

 

ヨロイメバル

 

カサゴ

 

 カサゴとの違いは胸びれの形状です。ヨロイメバルは丸っぽいのですが、カサゴは上側が欠けたような形をしています。ムラソイオウゴンムラソイにも似ていますが、腹びれに褐色の小さな斑点があることで見分けることができます。

 

 正直、メバル属の魚はすべてはちめでいいんじゃないかと不謹慎なことを考えてしまいますが、いやいやそんなことではいけない、魚類学の研究者の方々の成果を日々学んで行こうと固く?心に誓うのでした。

笑い泣き

 

ヨロイメバルの胸びれと腹びれ

 

カサゴの胸びれ

 

ムラソイ

 

オウゴンムラソイ